色々呼び方ありますが、その手間の多さと調理にかかる時間の長さ、
何より大きな鯛を一尾丸ごと蒸せる道具が残されていないなどの理由で、
今や幻の料理となっています。
鯛の中に詰めるタネは基本的におからと木綿豆腐。
香南市や春野の方では甘辛く炊いた人参・ゴボウ・干し椎茸を刻んで加えています。
ところが物部川の中・上流域に限っては葉ニンニクのみという、
まさに酒飲みを喜ばすためにあるような潔いレシピ!
大ぶりの鯛は前日に捌いて準備しちょきます。
背中から包丁を入れる際に、カシラを左にした時に背びれが上身に付くようにします。
中骨も上身に付けています。
今年100歳を迎える松崎敦子先生によると、
「じっくり蒸しゆう間に、骨から出た出汁が下のオカラにしゅんで(沁みて)いくがぞね」
という理屈。
出刃包丁を使って渾身の力で頭も割っておきます。
ここまでやったらしっかり強めに塩を振って一晩置きます。
翌日。
おからと木綿豆腐、生卵、甘めに仕上がるように砂糖は多め、塩少々。
刻んだ葉ニンニクはフードプロセッサーにかけた上で、
さらにスリゴマと一緒にゴリゴリとペースト状に。
ほんでこれをおからに加えて美しい翡翠色のタネ完成。
塩を洗い流して水気をしっかり拭き取った鯛に詰めていきます。
頭の方からしっかりぎゅーっと。
蒸し器にはまず藁を渡します。
3本のうち1本を上下逆さにしたら、ちょっと撚って強度を高めます。
木製の蒸し器に鯛のヒレが直接付いた状態で蒸すと、
後で洗い落とすのが大変なので、しっかりハランでカバーします。
蒸しあがりの状態をチェックするためのサツマイモ、IN!
ここまでの工程を固唾を飲んで見守るギャラリーの目、真剣そのもの!
庭で薪で火をおこし湯を沸かし、蒸し器を2段重ねでセット。
約1時間後、蒸しあがりました。
さて、これを身が崩れんように皿鉢に移すのが大変。
あ〜、美しく盛れました!
この蒸しを作って食べることが最大の参加目的だったゆーこさん、
目の前の席に鎮座w w
この皿鉢の前に座った人が「配分担当」となります。
先ずはパッカ〜んと開きます(これができるようにするために頭を割っておくのです)
塩気の効いた鯛の身と、鯛の出汁が沁みた甘いオカラをええ具合に混ぜて小皿によそいます。
はい!間違いなく酒が進むヤツ〜❤️
「土佐の伝統的『おきゃく』をイチからつくって堪能する会2026」
主催:NPO法人「土佐伝統お座敷文化を守る会」(略称:TTOC・https://ttoc.or.jp/ )
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