宇和島に行くと最後は
「鮨」。
「ねーさん、今回もデザートタイムの段取りはバッチリです
」とタニモトくんが得意気に電話で知らせてくれるのだ。
そう、
デザート=鮨こんな不思議な方程式が成り立つ不思議なまち(笑)
「五感」での懇親会を終えて、
ワークショップを手伝ってくれた学生らを連れて向かったのは、
今やもう、宇和島の人気観光スポットに上り詰めた
「男鮨」!!!

紫色の看板が目を引くけど、
これ、普通やったら絶対敬遠する店構えながってねー(笑)
扉に
「満席」の張り紙が。

どうやら貸し切り状態にしてくれちゅうみたいな♪
カウンターを占拠して、いつものように大将おまかせコースが始まります。
まず最初に握ってくれたのは
「ねかせ石鯛」
鱗の処理をして数日寝かせた石鯛の身は、それはそれはまろやかな甘み。
わずかな塩をパラリと振って頂きます。
「くふん

」と声にならない歓喜の声が鼻からもれます。
続けて
「ねかせカンパチのウニのせ」と
「びりカンパチ」の食べ比べ。

男鮨の妙はここにあり。
びり=新鮮とれとれのも普通に美味しいんです、
さらに、寝かせて脂がのったら白くなり甘みがグンと増します。
それぞれの味わいを同時に楽しめる愉快な贅沢。
ここで一旦お口の中を
「昆布じめ貝割れ」で引き締めます。

適度な苦味と辛味、そして昆布ダシが染み渡った貝割れ、お見事です。
続いては
「究極の卵焼き」(←お品書きにこう書いちゅうw)

メレンゲを、とことん探求した適度な割合で混ぜ、両面を110分蒸し焼きにしたもの。
一切れはそのまんまで味わい、もう一切れはちょいと醤油をつけて。
とてもとても奥深い味わい、まさに究極。
宇和海産
「赤ウニ」
すし飯にたらりと醤油を垂らしてぽてっと乗っけたウニです。
普通は形を保つためにミョウバンを通して処理しちゅうそうやけど、
これは何も施してない自然のまんまのウニ。
雑味が無くて柔らかな潮の香りごと楽しめました♪
ひとつひとつの握りに加わる大将の講釈がまた最高にイイ!

むしろ、これが男鮨最大の魅力と言ってもいいくらい。
学生たち熱心に聞き入ってます、まるで「寿司特別ゼミ」開講(笑)
日本の鮨文化についての知識が行く度に深まります

さて後半戦。
大好きな
「子持ち昆布」です。

なんとも贅沢な大切れ、塩抜きの加減がぼっちり絶妙!
そして、処理して三日目の
「ねかせシマアジ」
普通の魚はキロなんぼで競るそうですが、
シマアジは昔は1本なんぼ、やったらしいです。
1メートル級で10`前後のが一番美味しい、と大将。
どうやらこれは、そのクラス♪
「史上最強 穴子」(←と、お品書きに書いちゅうw)

醤油ダレは掛かっていません。
穴子そのものにしっかり味が含まれている上に形が崩れない。
確かに最強の旨さ!!!
そして大トリは
「本マグロ トロ天身」
「トロのね、血合いから一番離れたところの上級品!」
大将、トロ身の見分け方も伝授してくれた。
冊切りされた時のエッジの角度で善し悪しを判断するそうな。
鮮度が古くなると血合いは灰色っぽく群青色してくるんだって。
で、上級トロ天身を
生姜醤油で頂くという初めての体験♪

口に入れて全員目が泳ぐ。
途中でなんのかんの言う気も起こらない。
ごっくんと喉を通過させて初めて、
「うっまーーーーーーい!!!
」この日も存分に堪能致しました、男鮨。
最後は奥様の手作りおしるこで〆

最近県外からはるばるやって来るお客さんが増えてきて、
「地元のもんでも予約せんと入れんなってきた

」
というほど人気上昇中の男鮨。
しまった、こうしてブログに書いてしまって、またまた増やしてしまうかも・・・^^;
こちらも上昇クリックよろしゅうに〜

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posted by moco at 18:48| 高知 ☀|
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