気圧配置の影響で、急にからっ風が吹いたり時雨れたりする、
寒ーーーーーーい月曜日。
実家の農作業の手伝いに行こうと急に思い立って、
何はさておき妹に電話する。
何しろ思いたったはえいけんど、車を運転できない私は、
先ずは移動手段を算段せねばならず・・・・。
ぼっちり今日は都合が付くというラッキーな返事がもらえたので、
「柚子絞りの作業があるき」という実家に車を走らせる。
(いや、正確には“走らせてもらう”)
おぉ、やりゆうやりゆう。
両親の手によって収穫は終えちゅうみたいです。
私と妹に与えられたミッションは、
柚子玉を磨く→切れ目を入れる→絞る
ウチは柚子農家でもなんでもありません。
一年間に使うばぁの柚子を育てているだっけ。
それにしても去年に続き今年も収量が極端に少ない。
とにかく作業を進めるんやけど、
こんな器具を使います。
例年は父と母が息を合わせて片方が置いた柚子を、
片方がてこの原理で押しつぶすわけですね。
えぇ、何の問題もなく。
ところが私と妹では何度となく相方の手を一緒に押しつぶしそうになる。
危険この上ない!!!
柚子玉を置く係の妹は自分の手を危険から回避するためにこんな技を瞬時に考え付いた。
金串に刺して置くという必殺技。
私が全体重をかけてギュギュギュと絞ってる間に、
すかさず次の柚子玉に金串を刺し、
絞りかすと差し替える早業なのですよ。
あぁ、動画でお見せできないのが残念です。
妹よ、あんたの発想にはいつも頭が下がるよまったく。
絞った柚子酢は塩を溶いて保存します。
こうして一年分のお寿司や酢の物や鍋物に使うお酢が完成。
物部村のくまちゃんも書いている通り(→この日記)、
調味料が『木に生っている』という豊かさを実感。
絞りかすも無駄にはしません。
器量の悪いのは袋に入れて柚子風呂に使うし、
えいのは種と中袋を取って刻んで柚子味噌にしたり、
干して糠漬けの香り付けに使います(→こんなふうに)
タネだって焼酎に漬けて化粧水にします。
手に塗れば肌荒れの予防にだって効果てきめん。
「料理をするときでも気にせんと使えるがよ」と母は言います。
いっときやけんど、
庭先が柚子の香りに満ちた田舎の一日。
騒がしい姉妹の作業をからかうように、
カラスがかぁと鳴いて、真っ赤に熟した柿の実を取っていきよった。
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※けんど一日に一回で充分ですき!!
2007年11月12日
この記事へのトラックバック
柚子大好きで、日本の食べ物の中でも
恋しいものの一つです。
あの絞る器械、すごいですねー。
なにげにお洒落なルックス♪
うちの夫(カナダ人)と彼の友達も
日本で柚子が大好きになって
いつかこちらで育てたいと思っているよう。
絞っている写真を見せてあげたら
すごいうらやましそうでした。。。笑
ブログのぞいてくださったみたいで
ありがとうございます。
普段の生活で英語で書くことがないので
無理矢理絞り出して書いていますが、
必ずしも英語と日本語では同じことが
書いていないこともありますのでお許しを。。。
ありがとう。
柚子の搾り機、キュートなフォルムでしょ♪
てこの原理を使ったもので使い方もいたってシンプル。
シンプル イズ ベストなデザインです。
(以上数々の英語を敢えてのカタカナ表記!!)
カナダの方が柚子を好きになる、というのは、
やはりレモンのような使い道をなさるのかしら?
まさか酢の物や酢〆が好物だったりするわけですか??
柚子絞りの季節に揃ってご帰国の機会があったら、
是非一緒に絞りましょう!!
■ukiki-kumiちゃん
癒されちゃった??^^
一緒にやったらさらに爆笑したかも〜!!
田舎暮らしの作業は「楽しもう!」って気分で取り組んだら、
飽きる事がありませんき♪
この絞り器は馬路村で購入したものだそうです。
塩の量は、我が家では柚子酢1升に対して塩1合と聞きました。
美味しい柚子酢がたくさん出来ますように^^♪