2007年08月20日

西洋女形のできるまで

チョコっと前の夏の一日。

赤岡の町歩きでもしょうか、とムスコとその友人たちを連れて出掛けたら、

ぼっちりマイケル・カーンに出くわした。

彼の友人のオーストラリア人を女形に仕立て上げ、

この冬に開催予定の「ちょびっとJAPANビデオ祭(仮称)」の、

ポスター用写真を撮影するんだって。

赤岡弁天座・町歩き 059.jpg

↑先に完成形をお見せしますね。


これは面白そう!!

外国人男性が女形に変身していく様をみんなで見学させてもらうことにした。

完成したばかりの弁天座の2階におもむきます。

メイクと着付けは「赤岡絵金歌舞伎伝承会」のさよちゃん。


   「こんな鼻の高い人に

      化粧するのは初めてちやーーーあせあせ(飛び散る汗)


と困惑しつつも手際よく先ずは眉毛を消す作業に入った。

赤岡弁天座・町歩き 020.jpg

襟足から真っ白なドーランを塗り始め、

続けて首から顔、耳まで。

赤岡弁天座・町歩き 023.jpg赤岡弁天座・町歩き 026.jpg

あれ??

こんな胸像、昔美術室でお目にかかったような・・・。

赤岡弁天座・町歩き 027.jpg

思わずデッサンしたくなる美しい横顔です。


うっとりしている間もなく作業は次なる段階へ。

桃色の化粧を刷毛で目の周りにサッと塗り、

ポンポンと叩いていい具合にぼかしながら広げていきます。

赤岡弁天座・町歩き 030.jpg赤岡弁天座・町歩き 029.jpg

「女形の顔はこれが肝心ながって〜。

   ぽわーーんと色っぽく仕上げるのには技術がいるがよ〜」



黒く眉毛を描く前に、紅を入れるのもコツだそうな。

赤岡弁天座・町歩き 032.jpg

「彫りが深いき目のラインが隠れる〜ふらふら

とさよちゃん大苦戦。

けんど見せてもらいゆう私たちはってゆうと、

いちいち「へ〜、ほ〜、ふ〜ん、なるほどーー」

と初めて見る歌舞伎メイクに感心しきり。


口紅を描きいれて目元にも紅を入れると、

立派に女形の顔ができてきた!

赤岡弁天座・町歩き 036.jpg赤岡弁天座・町歩き 037.jpg

そして着付け(丈が足りんゆうておはしょり無し!!)、

カツラを装着!!

赤岡弁天座・町歩き 039.jpg赤岡弁天座・町歩き 042.jpg赤岡弁天座・町歩き 043.jpg赤岡弁天座・町歩き 044.jpg

とまあ以上で西洋女形が無事完成したわけです。

マイケルも出来栄えに満足??

どんなポスターが出来上がるか、楽しみに待ちましょう。


最後に皆で『女形ポーズ』・・・・なんじゃこりゃ??

赤岡弁天座・町歩き 062.jpg



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posted by moco at 23:47| 高知 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 高知の出来事いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すげえなぁ〜〜。いやあ、感嘆感嘆。
京都の舞妓さん体験より、面白い絵柄かも。
Posted by ちい9814 at 2007年08月21日 22:51
あははは♪コレいいですね〜。
この着付け自体が赤岡の観光目玉として商品化出来るかも〜♪

それにしても、なんと美しい。(--;)
Posted by あじ。 at 2007年08月22日 11:10
※コメントが遅くなってすみません!

■ちいさん
面白かったですよ〜。
化粧道具一揃え買おうかという衝動が・・・。

■あじ。さん
そうなんです!!
絶対イケルと思います、これ。
京都では舞妓さん体験も観光メニューにあると聞きます。
商品化を進言しちょきますね。
Posted by moco at 2007年09月05日 10:34
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