高知市桟橋通のクスノキが大きく茂りすぎて、
沿線の商店や家屋に枝先が被ったり、根っこが歩道をボコボコに盛り上げてたり、
年中パラパラ落ちてきて掃除が大変な葉っぱに悩まされてたり。
ほんで「いっそ全部伐採してほしい」という切なる要望が県に出されたのです。
当時の橋本大二郎知事は、「それは本当に近隣住民の総意なのか?」と、
いろんな立場の方々の意見を聞き、みんなで改善策を探る機会を提案。
そのワークショップを依頼されたのでした。
沿線でお商売されている方々や、
通学路として毎日通る高知工業高校や南高校の生徒や、
買い物などでこの通りを使う地域の住民、
そのほかいろんな立場の方々に参加を呼びかけワークショップが始まりました。
1年間、7〜8回ばぁ開催したかな?
「絶対全部伐採を!」と訴える方々の日常の困りごとを知り、
「通学時に木陰に癒されている」という高校生の声にも耳を傾け、
互いが少しずつ事情を理解して歩み寄る機会を重ねたのでした。
結果。
大きく育ちすぎた数本は伐採。
いくつかは抜いて、桟橋通の南の方に移植。
トイや看板などに被さる枝は間引き剪定。
などなどの対応が取られることに落ち着きました。
最近、走る車の窓から見つけたクスノキの街路樹、
(塩田町〜和泉町あたり)
まるで緑の怪物がのっそり動き出しそうなばぁ茂りまくってる。
電線も飲み込んだかの如く、しっかりその体に取り込んでしもうちゅう。
強剪定を繰り返したことで、ひこばえが元気になりすぎちゃったのか???
植物の専門家ではないので詳しいことはようわかりませんが、
前衛的作品ばりの木々に、きっとまた何か、
お困りごとが潜んでいるのではないかなぁと気になるわけで・・・




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