とても魅力的で愉快な企画でした。
ユニークな無国籍料理が魅力の「藁屋」さんで、
これまたユニークな寿司にまつわる活動をされてる「酢飯屋」の岡田さんによる、
1日限りのジョイント企画!!
「酢飯屋藁屋」
すぐさま申し込んで、ウキウキ参加してきました。
お席がスクリーンの間近だったため、
私のシルエットで画面をお邪魔してごめんなさいw
まず一品目はとっても藁屋さんらしいサラダから。
カブ・ナス・春菊・パプリカ・わさび菜・トマトなど、
春野のファームベジコさんの彩も美しい野菜ととともに、
岡田さんがアドバイザーも務めている安芸市の「シーベジタブル」の
トサカノリとヒジキが加わった見た目も食感も楽しい一皿。
時折アーモンドがカリポリ、ドレッシングが美味しかった〜❤️
さて、いよいよお寿司コースの始まりです。
ネタの一つ一つを映像と共に丁寧に解説してから出してくれるので、
美味しさに深みが増し、学びも多くてお得感5割増❣️
❶アカハタ×掛川のキウイ
二日前に土佐湾で岡田さんご自身が釣ったアカハタ!
ティアドロップという酸味が強くて皮ごと食べられるキウイ。
まずキウイを半分口にしてから飲み込む前にアカハタをパクリ、
そして残りの半分を追いキウイせよとの指令付き!
❷キダイ×ヒジキ
連子鯛とも呼ばれる鯛、これも土佐湾どれ。
旨み成分を十分にまとった乾燥ヒジキがまぶされています。
なんだなんだ、このルックス🎵(と、聡子ちゃんも大喜び)
❸ヘダイ×胡椒の醤油漬け
口の形がへの字やからヘダイって名らしいです。
これにカンボジアで作られている生胡椒を醤油漬けしたものがトッピングされてる。
ここまで3種続いた白身のお魚が、どれもいい感じの「寝かせ感」でもっちり。
とても好みな噛みごたえででした。
岡田さんからは
「男性は10秒ほどで飲み込んじゃうけど、お寿司は本当は30秒くらいかけてゆっくりと
あとから出てくる旨みを感じて欲しいんですよね〜」
はい、ここからみんな30秒噛み締めてからゴックンを守るのでした。
❹有明芝エビ
昔の(今も?)カッパえびせんの原料でもある芝エビを、なんと生のまんまで。
こんまい芝エビの皮を剥くのも大変やったでしょうに、一人5尾も(笑)
上段と下段、2回に分けて食せとの指令(もちろん素直に従う)!
上段は醤油漬け、下段はお皿に敷いた芝エビの殻を粉末にしたのを絡めながら。
「かっぱえびせんの味だ〜!」と思わず歓声w
❺蛤×再仕込み醤油
日本には3種類の蛤が出回っているそうです。
シナハマグリ、一番大きいのがチョウセンハマグリ、
この日使ったのは福岡県糸島のハマグリ。
岡田さんが採ってきたものなのか聞き逃した^^;
実はグニグニして噛みきれない蛤が苦手だったのですが(味は大好き)
食べてみたらとっても噛みやすい!
「丁度の歯応えになるように煮る工夫をしてますから」
と岡田さんエッヘン顔。
❻クロマグロ×芽ネギ
高知の漁船タカシン水産のマグロ!
なんと岡田さんはこの会社でもマグロクリエイティブディレクターなる役職だそうな。
そして、漫画「将太の寿司」に登場する架空の寿司を握ったのがきっかけで誕生した、
水耕栽培の芽ネギを使った斬新フォルムのネギトロ!
「酢飯に醤油を吸わせるように」
と、今回最難関指令に緊張しつつ崩さぬように口に運ぶ。
❼スルメイカ
兵庫県新温泉町の郷土料理「イカの樽寿司」(詳しくは岡田さんのブログに記録されています)を、
(上記画像2枚は当日の画像より綺麗な岡田さんのブログより)
美味しく生で食べられるようにアレンジしたものだそうです。
これは・・・日本酒が欲しくなるヤツですね。
ちゃんとメニューには岡田さんチョイスの日本酒が。
❽ソデイカ×スジアオノリ
なんとビッグサイズなソデイカ!
まっこと振袖の袖ばあぁりますね。
シーベジタブルにはスジアオノリの香りの強いものだけを残して増やす技術があるのだそう。
「まとわり付かせて味わってください」の指令に、
お皿の上で強制寝返りさせられるイカたちw
なんとワサビじゃなくてクリームチーズが挟んでありました!
何これ、ワインやん🎵
❾コハダ×柚子胡椒
江戸前寿司の代表的存在のコハダですが、
実は国内の8割水揚げされてるのが有明海で、そのうち9割がお江戸で酢締めに。
新鮮なコハダを生で食べられない訳がないと、刻んで柚子胡椒と和えたものの2種を味わいました。
江戸前の丁寧仕事が美しい。
➓アコヤガイ×井上糀の味噌
真珠を作るアコヤガイ、その貝柱の美味しさは宇和島で幾度か体験しました。
その殆どは「アクが強いから」との理由でかき揚げにしたものでした。
え?生でもいけるの??
いけました!
窪川町の井上糀店さん(ウチもファンでお味噌はここ!)の米味噌付けにしてました。
撮影後、みんなの顔が美味しい笑顔ハジケル。
さてラストのお寿司の前に、ここで藁屋さんの肉料理!
豚肉のスペアリブを揚げ焼きにしてチリソースを纏わせ、
人参・からし菜・春菊らを付け合わせ、素揚げのムカゴを散らしてます。
ソースはコールラビのピュレ、野菜は全部ファームベジコ。
11番目のお寿司はアナゴ×柚子
これまで厨房で握って出されてましたが、
目の前でのパフォーマンスにみんな釘付け。
長崎対馬産のアナゴが、とてつもなく柔らかに煮上げられてました。
フワンフワン、です。トロントロン、です。
ここで「尾州早すし」についての解説。
江戸前寿司など今の寿司の原型になるものだそうです。
熟成に時間のかかる「なれ寿司」に対して生まれた「早寿司」。
今の3倍近い大きさのようでしたが、ちょいと?だいぶ?誇張w w
このお寿司は長崎家の後継者アサヒくんの胃袋へ!
この日使った魚の骨を焼いて、塩だけで味付けしたスープ。
添えられていた直七をギュッと絞って皮ごと投入、
柑橘の旨味と合わさって、海を丸ごと飲んでるみたいな味わいとなりました。
デザートプレートも贅沢でした。
ファームベジコを代表する「バジルの女王」が香るロールケーキ、
ほうじ茶のパンナコッタ、そして柿。
あぁ、美味しかった❤️
この日の装いにお魚柄をと思ったのですが、
鰹の帯は季節外れだし、マンボウの帯は夏帯だし。
そうだ、食いしん坊ってことで音符の草をはむ羊にしよう!
するとこのチョイスが、
「僕、未年なんです❤️」と、岡田さんを喜ばす結果となり大正解!
岡田さん、また是非こんな企画を高知で繰り広げてね。
ほんで、ぼちぼち移住も本腰入れてご検討くださいませね〜。
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2024年11月18日
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