今年4月より実施されたしまんと分校モニターツアーの様子を順次紹介していきます。
4月:「雑草ゼミ」のレポは→こちら
5月:「茶ゼミ」のレポは→こちら
6月:「川ゼミ」のレポは→こちら
9月:「栗ゼミ」のレポは→こちら
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「地紅茶ゼミ」実施日/6月28日・29日
1週間前に実施した「川ゼミ」と同じく、この日も集合場所は旧広井小学校。
数日前から降り続く雨の影響でプログラムは若干変更となりましたが、
「天気に左右されずに実施できる」を目標にうまいことアレンジされていました。
『実技』の先生は、先週「川漁師」としても指導してくれた、
広井茶生産組合のヤノケンこと矢野健一さん(左端)。
隣は「茶ゼミ」の実技講師を務めてくれていた茶ボスこと岡峯さん。
右から二人目はNPO RIVER代表のりしょー君こと畦地履正さん、
2006年に「四万十に地紅茶を復活させたい!」という思いを募らせ、取り組んできた首謀者です。
うっかりその情熱に乗っかって地紅茶製造に邁進し始めたヤノケンさんと、
復活のために知恵と技術を授けた、翌日の座学の先生を務める赤須さん。
二人体制で実技のプログラムは展開されたのでした。
教室に広げられた大きな丸い平ザル。
紅茶作りに使う茶葉は、前日に摘んで「萎凋(いちょう)」という工程を必要とします。
今回は試しに一旦冷凍して保存していた茶葉を使用。
この茶葉でも作れたら、紅茶作り体験は通年実施できるんじゃないかという仮定からのチャレンジ。
温度・湿度を繊細に管理しながら作業を進めました。
揉んだり、低温で蒸したり、ゆっくりと酸化を促します。
最後は水分含有量をチェックしながら15秒単位で電子レンジで乾燥。
いい感じ!
各自、オリジナルラベルデザインを施した缶に、自分で仕上げた茶葉を入れてお持ち帰り🎵
夕食会は「こいのぼりHOUSE」
美味しそうなおかみさん市のお料理が運び込まれ、お腹がグーと鳴る。
夕食会にも参加していたおかみさん市のノブちゃんと^^
翌日。
『座学』の先生は地紅茶学会会長の赤須治郎さん(コピーライターでもあります)
「紅茶はライフワーク」とおっしゃる通り、
粛々と、ごく自然体で、静かに、紅茶を淹れながら
「どうぞ」と茶道のもてなしの如くテイスティングを促す。
「四万十RED」や馬路村で育ったベルガモットとコラボした「AUNアールグレイ」などを、
それぞれHOTとICEで淹れてくれました。
茶葉の量はg単位で慎重に計り、お湯の温度・抽出時間も厳密なルールで。
生徒たちも、茶葉の香りや色合い・味わいなど、
五感を研ぎ澄ましながら確かめる、緊張感のある時間が流れます。
前日作ったばかりの紅茶も飲んでみましたが、まぁまぁ上等に紅茶になっちょりました!
ってことは「地紅茶作り体験は通年実施可能」が実証されたわけです、よかった!!
赤須さん自作のスコーンとジャムに、イギリス伝統のクロテッドクリームを添えていただく。
素晴らしい講義内容と、美味しすぎる紅茶とスコーンに酔ってしまったのか、
この辺りから私の脳内には妄想爆誕!
2019年にロンドンで体験したアフタヌーンティーの記憶がむくむくと蘇り、
(あれ?四万十にあるもので作れば面白いんじゃない?)
(お!しまんとアフタヌーンティーなんてできんかな?)
(スコーンにサンドイッチにスイーツ、全部オリジナルできるやん♪)
密かにノートに描いた妄想、実現したらいいなぁ🎵
講義が終了し、お昼のカレータイム。
食後の紅茶は大きな梅の樹の木陰でいただきましたとさ^^
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「しまんと分校」は、
地元の方による地域性豊かな『実技』
全国的に活躍されている講師から学ぶ『座学』
そして地元の恵みを生かした『食』
『自然が資本』をコンセプトにしたあたらしい学び方の学校です。
今年度はほぼ月一ペースでモニターツアーを実施中。
これまでに、「野草」「茶」「川」「地紅茶」「芋」などをテーマに開催し、
次回11月は「椎茸」を予定しています。
ただいまモニター募集中🎵
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2024年10月30日
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