今年4月より実施されたしまんと分校モニターツアーの様子を順次紹介していきます。
4月:「雑草ゼミ」のレポは→こちら
5月:「茶ゼミ」のレポは→こちら
9月:「栗ゼミ」のレポは→こちら
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「川ゼミ」実施日/6月21日・22日
13:00 集合は旧広井小学校の教室でした。
開校式を済ませたら、早速『実技』の時間です!
地元川漁師のヤノケンこと矢野健一さんが先生となって、
「川海老を取る仕掛け=エビウエ作り」にチャレンジです。
各自、塩ビか竹かを選び、ノコギリで切る作業から。
さて、ここからが難題。
見本を見せて「どうやったらこんな形になるのか???」を考えてもらいます。
ふーーーむむむむ・・・・・・
悪戦苦闘の末、どうにか形になりました😅
さぁ、四万十川へ移動。
河原で餌をセットし、仕掛けの目印となる浮きを取り付けます。
期待に胸を膨らませた表情で記念の一枚!
ヤノケンが操る川船に二人ずつ乗船し、
「川海老が潜んでいそうなポイント」に仕掛けをセットします。
さぁ、掛かってくれるかな?
「こいのぼりハウス」まで帰ってきたら、鮎名人のタイスケさんこと、
林大介さん(道の駅よって西土佐駅長)が待ち構えていました。
タイスケさんの指導の元、四万十天然鮎への串の打ち方からレッスン開始!
焼き上がってお皿に並べたときに、躍動感があるように打つのです、これが難しい!
なんとか及第点はいただけました。
焼き方へのこだわりとその理屈、
焼き加減の目安となるエラの状態、
炭火の置き方・寄せ方の一工夫etc.
いちいち「へ〜〜〜」と唸りながら、
寡黙の真逆(w)であるタイスケさんのとどまる事のないお話を聴きながら焼き上がりを待つ。
ああ、なんという美しい焼き上がり!!
待ち遠しい夕食会が始まる頃には、おかみさん市からのお料理も到着。
鮎飯のおにぎりもあります。
川海老の素揚げ、てんこ盛りです!
こいのぼりハウスの長女ちゃん(4年生)が、翌日の先生の話に猛烈に食いつき、興味津々!
ヒラテテナガエビとミナミテナガエビ、それぞれのオスとメスまでも言い当てながら、
二人でおでこを寄せ合って仕分け作業に夢中。
翌朝は早朝7:30から仕掛けの回収です。
川船に乗って各自仕掛けた場所をパトロールして次々と回収。
さぁ、川海老は獲れているかな???
なんと、わずか1匹ではありましたが川海老を手にして大感激する生徒の皆さん!
『座学』の先生、生態学者の山下慎吾さん(環境省職員)が、
早速川に”座り”、石についた虫や小魚など現場レクチャーを始め、朝から濃密な時間。
朝ごはんを食べて10:00より、いよいよ本格的な座学の時間となりました。
山下先生からは事前に「宿題」が出されており、
各自自分の生まれ育った「流域」と、今暮らしている「流域」を調べて自己紹介をというものでした。
ちなみに私が生まれ育ったのは物部川流域、これは簡単。
今暮らしているのは「久万川」の近くなのですが、実は国分川の支流にあたるので、
「国分川流域」で生活していることになるのです。
流域で捉えるといきなりエリアは拡大し、四万十川流域の面積は東京都と同じか?
とか、日本の淡水魚313種のうち四万十水系にいるのは何種?など
興味をぐんぐん高めるクイズ形式での導入に生徒たちは目も耳も釘付け。
ちなみに、前夜の懇親会で川海老仕分けに熱中していた小学生も特別聴講生として参加し、
ものすごいクオリティのメモノートを記録していました。
そして川の環境問題にまで、
山下先生の話はとことんわかりやすく興味深く展開したのでした。
お昼ご飯にも川海老やアメゴが登場。
食後にはいつものように全体の振り返り会、
しまんと分校の内容をより高められる意見をたくさんいただきました。
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「しまんと分校」は、
地元の方による地域性豊かな『実技』
全国的に活躍されている講師から学ぶ『座学』
そして地元の恵みを生かした『食』
『自然が資本』をコンセプトにしたあたらしい学び方の学校です。
今年度はほぼ月一ペースでモニターツアーを実施中。
これまでに、「野草」「茶」「川」「地紅茶」「芋」などをテーマに開催し、
次回11月は「椎茸」を予定しています。
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2024年10月29日
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