続けて4月より実施されたゼミを順次紹介していきます。
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「雑草ゼミ」実施日/4月11日・12日
13:00 集合したのは「地栗工場」前。(しまんと分校の利用は9月から)

オリエンテーションを済ませたら、
各自長靴に履き替え、軍手や背負籠を装備してウキウキと山へ。

『実技』は素晴らしく整備されたワラビ田からスタートです。

「アギちゅう」(成長しすぎている)ワラビの見分け方や、
「ポキッと折れるところ」での収穫のコツなど教わりながら、
もう、夢中。
次はタケノコ。

先っちょがちょこっと顔出した頃が採り頃。
傷つけんように掘るのは一苦労💦
長く伸びたのをポキッと折って収穫するハチクは楽しくてやめられなくなる🎵

みんな背負籠をいっぱいにして意気揚々と下山。
さらに途中の脇道などでも、
「あれも食べられるがよ〜、これも採っちょこうね」とのノブちゃんの指南で、
ドクダミ・ユキノシタ・ミツバ・イタドリ・フキ・ヨモギ・ゼンマイ・柿の葉
など次々に収穫。

15:00過ぎからは早速これらの山菜を手分けして下処理します。
私はひたすらイタドリの皮を剥く係、穂先は天ぷらにしたら美味しいので取り分けて。
ワラビのアク抜きのコツを伝えるノブちゃん。

手間と時間がかかるものと思っていたら、あっという間にアクが抜けて、
早速美味しそうな卵とじが完成しちょりました。

掘り立てのタケノコは皮ごと炭火で焼いてました。

おかみさん市の皿鉢料理も届いたら、いよいよ宴の開始です。


会場は宿泊場所でもある「こいのぼりHOUSE」
古民家を改修した居心地のいい素敵な宿です。
お部屋の様子や予約確認は→こちらへ
翌朝は道の駅四万十とおわに移動して、2階会議室へ。
『座学』は防災植物についてのお話です。
先生は日本防災植物協会事務局長の斉藤香織さん。

防災植物の定義や野草食の有用性、災害時に摂取できる大切な栄養分などについて、
時に「味見」も交えつつ学びました。

1時間ほどの座学の後は、実際に野に出て植物採集。

食べられる植物、毒のある植物の見分け方を学びます。

そして時折齧って見せて「うん、美味しい🎵」

実にチャーミングな先生です。
そして、野が似合う!

生徒たちが採取した野草に毒性のあるものが含まれていないかチェックする先生。

そして身近な野草で「災害時に作れるサラダ」をレクチャーしてくれました。

支援物資にありがちな缶詰やお菓子、乾物を活用しています。

「毎日食べたいレベルの美味しいサラダ」が出来上がって一同驚きです。

昼食はおかみさん市のお弁当と、

採取してきた野草の天ぷら!

最後にツアーを振り返るディスカッションでは、
生徒からも先生たちからも「雑草って言ってほしくない!」という意見殺到。
四万十の野に育つ植物から多くの学びを得た、豊かな二日間なのでした。

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「しまんと分校」は、
地元の方による地域性豊かな『実技』
全国的に活躍されている講師から学ぶ『座学』
そして地元の恵みを生かした『食』
『自然が資本』をコンセプトにしたあたらしい学び方の学校です。
今年度はほぼ月一ペースでモニターツアーを実施中。
これまでに、「野草」「茶」「川」「地紅茶」「芋」などをテーマに開催し、
次回11月は「椎茸」を予定しています。
ただいまモニター募集中🎵
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