2024年03月17日

田植えシーズン突入、田役作業

【田役(たやく)】とは、古くは社寺の修繕などの費用に充てるために田地に課した税のこと、らしい。

田舎の集落では、田んぼに引いている水路の掃除や整備、草刈りすることをこう言います。

年に一度、田植え前の大事な大事な作業です。


はい、私のいでたち!

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手拭いは必須アイテムですよー!

早朝は肌寒かったので首元の防寒、

けんど作業を始めたらたちまち暑くなってきて汗ふきに。

腰にぶら下げたノコギリで通路に向かって伸びてきちゅう枝を切ったり、

スコップも手にしていたので水路の土砂を掬ったり。

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本日のメンバーは7人。

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水路作業が割と早くに終了したので、

「電波塔の周りも手入れしちょこうか」

え?どこ?

「この、とっと上にある」と指差した先は山の上。

チェーンソーを並べただけで、かなりの作業量であることが想像できる。

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ほんで登り始めたはえいけんど、「道」なんてないがよーーー!

けもの道レベル、かろうじて進める?みたいなコース取り、

杉の木が植った山肌をビビりながら四つん這いになって登る。


すると、そこここに「営み」の形跡を発見。

「昔はここらに畑があってさつまいもを植えたりしよったがよ」

確かに石で築かれちゅうのは畑の跡や!

え?うそー!今這うように登ってるこの急斜面を、

遥か眼下の物部川からひと抱えもある石をどっさり運んで築いたの???

登るだけでヒーヒー言いゆうがぁが情けないとゆうたち。

「城を築くのでも何でも、こんな農夫の技があったきできたがよ」

「昔の兵はおおかた農夫を集めちょったきねぇ」


との解説にめっちゃ納得。


で、斜面転落回避に集中していて山中ではポケットからスマホを取り出す余裕もなかった。

作業を終えて下山してきた「山林バスターズ」たちをとりあえず。

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去年は→こんな感じ

年々、人数が減ってしまって寂しいばかり。

そして、田んぼを作る人も減ってきたので、水路の維持管理もダイモンダイとなってきました。

田んぼが無いなったら途端に集落は荒れます。

生態系にも大きく影響を及ぼすこと必至。

清流保全だって悩ましい。

はてさて・・・


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posted by moco at 00:18| 高知 | Comment(0) | TrackBack(0) | ふるさとの営みと農をタノシム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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