2024年01月03日

鯛の玉蒸し

    2024年最初のブログを書くにあたり、先ずは

    元旦に起きた大きな震災で被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。




土佐の伝統的なお正月を祝う料理。

「鯛の玉蒸し」「蒸し鯛」「鯛の蒸し」

呼び方は色々あります。

味付けした人参や牛蒡、こんにゃくを細かく刻んで入れるレシピもありますが、

物部川中流域の香北町あたりでは、葉ニンニクのみで翡翠色に仕上げるのが主流です。

なんとこの料理は高知県の他には石川県でも結婚など祝いの席に登場する伝統食

お祝いしどころではない状況のタイミングで、どうかお許しください。

一つのレシピを通じて石川県とのご縁を深く感じ、

心を寄せることに繋がりますようにと願います。



詳細レシピはクックパッドに上げています。

すみこおばあちゃんの鯛の「蒸し」 by ふるさとの台所

タネが余ったら冷凍保存して、鯖や鯵を使い普段のお惣菜として活用できます。



鯛は頭を左に向けた時に骨と背びれが上身につくよう背開きに捌いて、

IMG_0374.jpeg

強めに塩を振って一晩〜数日置く。

IMG_0380.jpeg


葉ニンニクはペースト状に。

IMG_0404.jpeg

おからと豆腐と卵も加えたら甘めに味をつけてよくこねる。

IMG_0405.jpeg


鯛の塩気をさっと流水で洗って水気を拭き取り、タネを詰める。

IMG_0411.jpeg

取り出しやすいように藁を渡し、

木の蒸し器に鯛が引っ付かないようにハランを敷き、

蒸し上がりの目安となるよう大きなサツマイモも一緒に入れる。

IMG_0409.jpeg

約1時間ほど蒸し上げる。

415073955_2314122535451030_2663502328179592061_n.jpg

さつま芋が蒸しあがったら出来上がりのサイン。

IMG_0421.jpeg

崩さないようにそっと皿鉢に移します。




石鯛を捌いたのは姪っ子ちゃん、

丹念にタネを練ったのは小学三年生の孫ちゃん。

次世代へと伝統が繋がっていきます。


#玉蒸し
#蒸し鯛
#鯛の蒸し
#土佐伝統料理
#土佐の郷土料理

迎春クリック、本年もよろしくお願いいたします。
四国ランキング
四国ランキング

◉土佐手拭い・一筆箋・絵はがき・ふるさとの台所など
お買い求めはこちらから→オンラインショップ「土佐旅福」

◉「ふるさとの台所」掲載料理レシピ配信中→「クックパッド」
posted by moco at 19:02| 高知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ふるさとの台所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック