仲間内で軽いノリでやろうとしていたイベントですが、
せっかくなので昨年12月15日に勢いで作った企画書。
「西野家のおきゃくを作ろう」
表紙に使っているのは、2003年度末に発行された「土佐のお客」ポスターの一部です。
高知県の委員会「文化の県づくりを進める県民ネットワーク」が編集したもので、
うちんくの実家のおきゃくが取り上げられています。
企画書の中にも書いてある通り、実家の「正月おきゃく」を再現しようというもの。
「高知県香美市(旧香美郡)香北町蕨野、
山里の小さな集落にある西野家で代々行われている
「正月おきゃく」
年に一度、蔵の中にしまわれている皿鉢をはじめ道具類を運び出し、
年の暮れから餅つきをして寿司を作り郷土料理を構え、
年神様をお迎えした座敷に一族が集い、一年の始まりを賑やかに祝います。
昔は高知県内のあちこちの自宅で当たり前に繰り広げられていた
手作りの「おきゃく」の風景ですが、
近年はごくごく稀な営みとなってきているようです。
西野家のおきゃく、みんなで体験してみましょう!」
集まったのは指南役の西野家メンバーも含めて総勢20名余り。
みんな、壁に貼った手順表をチェックしながら手際よく作業を進めてました。
色々諸事情があって、蒸しにできたのは「ヒョウ鯛」ひっとつだけでした。
けんど上等に美味しく仕上がっていて、大月町から来たお魚博士の神田くんが、
「ヒョウ鯛がこんなに美味しゅうになるらぁてビックリやき!」と感動してくれた♫
葉ニンニクのみを混ぜた甘めの詰め物と、塩を効かせた魚を1時間蒸しあげることで生み出される、
旨味のコラボレーションのなせる技!!
年越しの縁起物として欠かせん「鯨の煮物」も大好評でした。
こちらも葉ニンニク無しではこの味が出せん。
そして「ヌタ」もまた、葉ニンニク必須。
ペースト状にして白味噌・柚子酢・砂糖と混ぜ合わせます。
鰤やハマチなど脂の乗った魚はこれに限るがやき!
そして、高知らしい食材を盛り込んだ「皿鉢料理」
昆布寿司の白板昆布と黒板昆布は「泉利(いずり)昆布」さんのご提供。
旨味抜群、厚みもぼっちり。
薄焼き卵は一枚の失敗もなしに美しく焼き上げた和田亜紀さん、お見事。
巻き寿司の具材も美しく揃った!
ほんで、みんなぁが変わりばんこに巻いていきます。
鯖寿司の鯖は塩をしてあったのをサッと洗い、柚子酢に浸し、
丁寧に骨と皮を取り除きます。
姿寿司は「11切れ」に切り分けんといきません。
奇数が縁起の良い数字、しかし9と13は避けんといかんもんらしい。
数を数えもって、バランスも考えもってやきなかなか難しいww
途中で粘ってくる包丁は柑橘をシュッと切って清める。
この技、結構みんなにウケちょったちや。
皿鉢に飾る「ハラン」も各自チャレンジして切りました。
しつらえも完璧!
さぁ乾杯!
ひとまず料理に夢中w
けんどじきに「箸けん」が始まって宴会モードにスイッチが入る!
で、ええ感じに酔っ払った「ハラン組」候補が居並ぶww
土佐のおきゃくを「作る」ところから体験したら、
その後の楽しさったら言葉にならんちや。
お〜の、だれこけたに、もう早くも「またやりたい」www
ランキングアップ応援クリック、ポチッとよろしゅう!
四国地方ランキング
◉土佐手拭い・手拭いマスク・アロハシャツ・一筆箋・絵はがき・
パッチワークコースター・パッチワークポーチ・ふるさとの台所など
お買い求めはこちらから→オンラインショップ「土佐旅福」
◉「ふるさとの台所」掲載料理レシピ配信中→「クックパッド」
2023年01月25日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック