2023年01月04日

西野家流「鯛蒸し」レシピまとめ

お目出度い宴席の主役となる「鯛蒸し」

高知県と石川県にのみ見られる独特の郷土料理のようです。

石川県では婚礼の祝いの際に、やや小ぶりの鯛を対にして出されゆう。


高知の場合は「太いがぁが目出度い!」とばかりに豪勢!

昨年末に友人の田部パパが、

「西野家の蒸し器にぼっちりのサイズを選んで獲ってきた」

と、素潜り漁でGETした立派な2尾の石鯛を持ってきてくれた♫

321763028_824274201997679_2007281505200447738_n.jpg

家のキッチンでは鱗がとびさがすき、水路端でガシガシ鱗取りを済ませる。

頭を左向きにして背びれが上になるように背中から包丁を入れる。

149979761_3545491558893521_6426383197734624638_o.jpg

硬い骨に悪戦苦闘しながら出刃包丁で頭もゴリゴリ真っ二つ。

慎重に内臓を取り除いたらやや強めに塩をして2日ほど蔵で寝かせます。

322148491_1221933998703219_4710775175998320755_n.jpg


大晦日に詰め物を作っておきます。

150862967_3545524602223550_7520374882480390047_o.jpg

323229278_721352392606322_6277714852289833830_n.jpg

県内でスタンダードなのは、椎茸・人参・ごぼうなどを甘辛く炊いておからと和えたものですが、

https://cookpad.com/recipe/4566778

酒好きの家系が好むのは「葉にんにく」だっけを加えたタイプww

50041764_1874045922704768_2807197694181769216_n.jpg

どうやら物部川上流〜中流域で見られる地域限定レシピのようですね。

細かく刻んだ葉にんにくをフードプロセッサーにかけ、

炒りごまとともに丁寧にペースト状にします。

おから、豆腐、卵を加え、やや甘めの味付けにしちょく。

150290053_3545523108890366_8668015975452626846_o.jpg


元旦の朝。

さっと洗ってキッチンペーパーで水気をふき取り、塩の効き具合を確認。

322614374_862727198330971_2043884322562379617_n.jpg

よしよし、いい具合に塩が効いちゅう。

前日作っておいた詰め物をぎゅーぎゅー。

323353599_570728371146084_7121516839753814467_n.jpg

形よく詰め終えると、背ビレ・胸ビレを爪楊枝でかっこよくピン!

322021338_1062281168499138_8544026662592798712_n.jpg

蒸し器には藁を渡しておきます。

こうしちょかんと取り出すときが大変なので。

323284961_818813012545638_7644512474853570433_n.jpg

この上にハランも敷いちょく。

木製の蒸し器に鯛が触れたままやと後で洗い落とすのが大変なので、

頭や尾ビレが触れるところにもぐるっと。


蒸し上がりのサインとして役立つのが大ぶりのサツマイモ。

上段に入れちょきます。

323440621_536019848493066_4283188029908394873_n.jpg

いよいよまっこと、

田部パパの見立て通り「うちんくの蒸し器にピッタリ」なサイズですww


そして庭先で火を起こし「平成釜」で約1時間少々。

80702107_1227242580805703_3870369165579649024_n.jpg


鯛の旨味と塩味がおからに移り、おからの甘さが鯛に優しく滲みて絶妙コラボ❤️

323290762_496170359304060_8288864339194226892_n.jpg

湯気の立つ出来たてホヤホヤを惚れ惚れ眺めたら、

ぱっか〜〜〜〜んと開きます!

322007277_1277143056166926_962896982676890480_n.jpg

骨とヒレを取り除くのは私の役目、各自の小皿に分け入れます。

脂ののった鯛の白身と翡翠色のおからを合わせて口に運ぶと、

そりゃもう、お酒がなんぼあったち足りんなるちやwww

残った蒸しは4〜5日は持つので、レンジでチンして温め、

箱根駅伝見もってのんびり味わうのです♫


クックパッドにてレシピご案内してます。

https://cookpad.com/recipe/4567164


正月口福、正月クリックでさらに幸福♫

四国地方ランキング

◉土佐手拭い・手拭いマスク・アロハシャツ・一筆箋・絵はがき・
パッチワークコースター・パッチワークポーチ・ふるさとの台所など
お買い求めはこちらから→オンラインショップ「土佐旅福」

◉「ふるさとの台所」掲載料理レシピ配信中→「クックパッド」
posted by moco at 11:26| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ふるさとの台所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック