高知県と石川県にのみ見られる独特の郷土料理のようです。
石川県では婚礼の祝いの際に、やや小ぶりの鯛を対にして出されゆう。
高知の場合は「太いがぁが目出度い!」とばかりに豪勢!
昨年末に友人の田部パパが、
「西野家の蒸し器にぼっちりのサイズを選んで獲ってきた」
と、素潜り漁でGETした立派な2尾の石鯛を持ってきてくれた♫

家のキッチンでは鱗がとびさがすき、水路端でガシガシ鱗取りを済ませる。
頭を左向きにして背びれが上になるように背中から包丁を入れる。

硬い骨に悪戦苦闘しながら出刃包丁で頭もゴリゴリ真っ二つ。
慎重に内臓を取り除いたらやや強めに塩をして2日ほど蔵で寝かせます。

大晦日に詰め物を作っておきます。


県内でスタンダードなのは、椎茸・人参・ごぼうなどを甘辛く炊いておからと和えたものですが、
→ https://cookpad.com/recipe/4566778
酒好きの家系が好むのは「葉にんにく」だっけを加えたタイプww

どうやら物部川上流〜中流域で見られる地域限定レシピのようですね。
細かく刻んだ葉にんにくをフードプロセッサーにかけ、
炒りごまとともに丁寧にペースト状にします。
おから、豆腐、卵を加え、やや甘めの味付けにしちょく。

元旦の朝。
さっと洗ってキッチンペーパーで水気をふき取り、塩の効き具合を確認。

よしよし、いい具合に塩が効いちゅう。
前日作っておいた詰め物をぎゅーぎゅー。

形よく詰め終えると、背ビレ・胸ビレを爪楊枝でかっこよくピン!

蒸し器には藁を渡しておきます。
こうしちょかんと取り出すときが大変なので。

この上にハランも敷いちょく。
木製の蒸し器に鯛が触れたままやと後で洗い落とすのが大変なので、
頭や尾ビレが触れるところにもぐるっと。
蒸し上がりのサインとして役立つのが大ぶりのサツマイモ。
上段に入れちょきます。

いよいよまっこと、
田部パパの見立て通り「うちんくの蒸し器にピッタリ」なサイズですww
そして庭先で火を起こし「平成釜」で約1時間少々。

鯛の旨味と塩味がおからに移り、おからの甘さが鯛に優しく滲みて絶妙コラボ❤️

湯気の立つ出来たてホヤホヤを惚れ惚れ眺めたら、
ぱっか〜〜〜〜んと開きます!

骨とヒレを取り除くのは私の役目、各自の小皿に分け入れます。
脂ののった鯛の白身と翡翠色のおからを合わせて口に運ぶと、
そりゃもう、お酒がなんぼあったち足りんなるちやwww
残った蒸しは4〜5日は持つので、レンジでチンして温め、
箱根駅伝見もってのんびり味わうのです♫
クックパッドにてレシピご案内してます。
→ https://cookpad.com/recipe/4567164
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