徳島県上板町にある「技の館」にて、
この地域の伝統産業である藍染を体験させていただきました。
染色の元となる植物はこんなん。
一見、枝豆かバジルかと見間違うような。
夏になると一番刈り、その後二番刈りを経て、
最後は種を採取するための三番刈りをするそうです。
乾燥させて、発酵させて「蒅(すくも)」という藍染の原料となる。
それが↑右の一番下の状態。
これを溶かした染め液は、やや鶏糞(失礼!)を思わすような独特の匂いがあります。
指先をちょっと浸けただけでも見えんなるばぁの濃さです。
万が一染める布が手を離れて沈んだらオオゴト!
濃く染めるのに長い時間つけりゃええってもんではないらしい。
1分以上つけてるとタンパク質が?なんか乖離して?染まらんなって?
いろいろ科学的な反応があるらしく(←覚えきれてないw)。
1分そっと浸けては、水で洗うを繰り返す。
これっくらいの染まり方が好みかな、
という段階プラスもう一回、がええらしい。
実は、染める前にどんな染め方をしたいか選ぶことができました。
あら、洗濯バサミ染めって面白そうやん♫
これはいたって簡単。
先っちょが丸くなった洗濯バサミで好きな所を挟むだけ。
そして染め上がりはこんな感じ。
全体を4回、グラデーションをつけたくなって(←欲が出るww)、
濃いめの染め液にさらに下部だけ2回浸けました。
えいや〜ん♫
好みの仕上がり〜♫
こじゃんと面白い〜〜!!!!
スカーフやハンカチ、Tシャツなど用意されてるので手ぶらで大丈夫。
染めたいアイテムを持ち込むことも可能です。
綿100%のものなら1グラムあたり20円。
Tシャツ一枚なら3000円前後といったところでしょうか。
私は昨夏着倒してちょっと白さがくたったTシャツを持参して染めました。
藍染で新たな表情で蘇ったTシャツにご満悦。
色が褪せてきたらまた染め直しもできるそうで、これってSDGsそのものやん!
ちなみにシルクなど「動物性」の生地だと、
生葉をミキサーにかけたものでフレッシュグリーンに染め上げることもできるそうです。
工程としては、
@染め方を決める
A染め方に応じた処理を行う
B好みの濃さになるまで染料に浸ける・洗うを繰り返す
ここまでは30分〜小1時間です。
あとは最終の洗いと乾燥をスタッフの方が仕上げてくださる間は、
施設の中にあるカフェで美味しい手作りピザなど食べたり、
お隣にある「和三盆」の老舗製糖所を訪ねてみたり。
四国の、日本の、いにしえの技と出会うプチ旅ができる場所です。
【徳島 上板町 伝統工芸体験施設 技の館】
徳島県板野郡上板町泉谷字原東32番地4
088-637-6555
営業時 9:00〜17:00(藍染体験の受付は15:30まで)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日〜1月3日)
https://wazanoyakata.com/aizome/
【岡田製糖所】
http://wasanbon.co.jp/index.html
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2022年06月11日
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