古くは一帯50村の総鎮守、物部の神々がみ〜んな祀られていて、
神階は最高位の正一位という立派な神社です。
毎年秋になると高知県無形民俗文化財に指定されている、
「おなばれ」と呼ばれる御神幸が行われます。

「おなばれ」とは、神社の御祭神が行列を組んで御旅所の神明宮を往復する秋祭りのこと。
棒打ち、碁盤振り、神輿行列、鼻高、稚児などの行列、浦安の舞、
さらには約5mの棒の先に鳥毛などを付けた鳥毛・羽熊などが行われます。
今年は半世紀ぶり(!!)に見に行ってきました!
13時30分、 おなばれ往路の出発です。

「みちきり」を先頭に鳥毛の一行や、棒打ち、碁盤振り、神輿と続きます。

七五三を迎える子どもたちでしょうか、親に手を引かれた可愛い稚児行列。
Cafeチャリロゴやデザイン関係をお願いした、
香北町在住のデザイナーなっちゃんが、ニコニコ幸せそうに歩いてきてビックリだー♪
可愛らしく微笑みを振りまいていた舞姫たち。
行列の最後尾は馬にまたがった宮司さん!!!!

妹がゆうには「昔は馬らぁて乗ってなかったで!」と仰天w
いやはや、それにしてもお見事、
総勢150人は超えちゅうがやないろうかとゆうばあの、立派な行列です。
棒打ちや碁盤振りは、御旅所までの道すがら随所で突如始まるのでした。
父が子どもの頃は、この碁盤振りになれるのが憧れの的やったそうな。
昔は子どもも多くて選抜やったき、選ばれたらそりゃー嬉しかったろうね。
14時10分頃 御旅所に到着して祭典が執り行われ、
可愛い舞姫たちによる「浦安の舞」の奉納。
14時40分頃 おなばれの復路出発、美良布商店街も今日ばかりは大勢の見物客で賑わってました。
15時00分頃から、行列が神社に到着し始めました。
棒打ちのパチパチという音が境内に響き渡ります。
碁盤振りも最後の熱演!
神輿も無事にもんてきました。
さぁ、ここからがお祭りのクライマックス!!
「鳥毛羽熊の練り込み」です!

鳥毛羽熊の取り付けられた長さ6m余りの棒を、地面につかんばかりに倒す若衆たち。
このまま勢いをつけて拝殿へと練り込み(走りこみ)ます!
見事鳥毛の先を拝殿に練り込んだら、瞬間片手を離して鈴を鳴らし、
そのまんまの態勢でバックして練り戻します。
所作の一つ一つが見事に決まると、そのたびにどよめきが巻き起こるのです。
勇姿を捉えようと群がるカメラマンの頭を撫でるように、
鳥毛をゆっくり左右に振るがやけんど、これがなかなかの力仕事。
すんごい練習を重ねたことかと思われる、その力強く美しく神々しいまでの所作。
8人の若衆に惜しみない拍手が送られました。
小さな幼児から小学生、そして若者たち。
祭りを支える次世代がちゃんとおるがやな〜って、
祭りの人気屋台で買った「玉子焼き」をつまみもって、
半世紀ぶりに見に行った「おなばれ」にジーーーンと熱く感動したのでした。

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