到着後、作業手順を確認してから真っ先に取りかかったのは
寿司用の魚をさばくことでした。
姿寿司にするサバとカマスは頭を付けたまま背開きにします。
ひっつけ(かいさま寿司ともいう)にする鯖とアジは三枚下ろしに。
こういうことは大抵家長である父親の役目とされてまして。
はい、父の出番です!


包丁を持つ手元をみんながじーーーーーっと凝視。
そして「やってみるぅー♪」と新婚ukiki−kumiちゃん、

なかなかの腕前に周囲からも「やるね〜」と感嘆の声。
みんなが順番にさばいたがやけんど、
中には包丁で穴を空けてしまい
「これ、鮫に食われたが?」と笑いを誘う作品もありで・・・。

サバ3尾・カマス5尾・あじ2尾、計10尾の魚は
ちょっと強めに塩をして3時間ほどおきます。
その間に寿司飯の準備。
せっかくやき釜で炊こうってことになりました。


火をおこしワクワクと炊きあがりを待ちゆう。
ご飯が炊けるのを待つ間も同時進行で巻き寿司の下ごしらえ。
ここでタムナオちゃんがプリン作りで培った技を発揮!
片手であっという間にタマゴを割ってくれましたよ。

ほとんど失敗もなくミルフィーユのように美しい薄焼き卵が完成。



これは錦糸卵にするがじゃないんですよ。
薄焼き卵で巻いたお寿司を作るんです。
土佐では海苔巻きと並んでメジャーなお寿司です。
その他巻き寿司の芯にする具材も準備。
母が構えてくれていたのは蕗や椎茸、かんぴょうなど。

椎茸と簀巻きは細長く切りそろえ、このほかに人参とゴボウも味付けしちょきます。
ゴボウは畑から引いてきたばっかりで洗っただけで台所に香り充満♪
そうこうしゆう間にご飯が炊けました。
寿司飯に入れるジャコと生姜を細かくみじん切りに。


柚子酢をたっぷり効かせた合わせ酢を炊きたてのご飯にざーっと加えます。

ぬくぬくの湯気と同時に柚子の香りが一気に立ちこめた!
寿司飯が出来たらいよいよ『巻き寿司』づくりに挑戦です。

巻きすの上に薄焼き卵を広げたら、
向こう側1pほど残して寿司飯を薄く敷き詰めます。
手前3分の一あたりに好みの具材を芯になるように並べます。

(この作者はかなりの椎茸好きと見た)
手前から向こうへよいしょっとくるんだらそのまま一気に巻いて、
両脇にはみ出した寿司飯をぎゅっぎゅっと押し込んでホラ完成!

一番右が師匠(母)の作。
寿司の中に収まりきらない具材もございますが・・・・・。
ま、個性豊かな生徒達の作品も愛嬌があるやろ??
続けて海苔巻きも同じ要領で。


力を入れすぎて破けてしまっても笑って誤魔化そう!!
あちこちにご飯粒がひっついちゅうのも初体験らしいやん!!




『自分が作った』寿司は感慨ひとしおながよね。
巻き寿司が一段落したら塩にしちょった魚の水気をふきとり、
今度はたっぷりの柚子酢に小一時間ほど漬けます。

酢が充分に回ったら毛抜きで骨を取り除く作業。

これがなかなか辛気くさいがやけんど、
食べやすく仕上げるためにはどいたちしちょかないかん。
さぁていよいよ仕上げ段階。
三枚に下ろしたサバは真ん中の骨を取りながら二つに切り分け、
同時に皮をはぎます。
最終的には5枚におろしたことになる身の、
厚みのある方から包丁を入れて薄くした身を広げます。
・・・わかりにくくてすみません。
画像が無いので文字だけの説明になったちや。
酢にまみれた手をいちいち洗ってシャッターを押すことができんかったがです。
以下も同じく文字情報のみ!
魚の寿司を成形する時点で寿司飯は温かったらいかんがです。
先に巻き寿司を作ったのはそのため。
冷めた寿司飯をまな板の上で長四角に形を整え、
わさびを塗って大葉を並べたら、
開いた方を上にしてサバをひっつけます。
巻きすをかぶせてぎゅぎゅっと締めたら完成。
姿寿司も流線型に寿司飯をまとめちょて魚をかぶせてぎゅぎゅぎゅーー!
即席素人仕出し屋さんがこの日に作ったお寿司は、
皿鉢2枚に仕上げてたらふく食べて、
さらに翌日こうして各自が土産に持ち帰れる量でした!

その他の体験記録も随時掲載!
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