2012年11月12日

柚子絞り

高知県は日本一の柚子の産地。

その柚子が黄色く色づく秋ともなれば、

北川村や馬路村、香美市物部、大豊町などをはじめ、

土佐じゅうの山々はてんてこまいの忙しさとなります。

収穫した実は、ぎゅっと搾汁加工。

とにかく、なんでも酢が効いちょらにゃいかん土佐人が、

こよなく愛する柚子酢です。

まっこと、香りがええ。


土佐手拭い「柚子柄」に添えた解説文です。


実家の柚子山・・・とゆうても数本の柚子の木が植わっちゅうばぁのもんですが、

そこでも秋の実りが色づいてました。

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午前中は父と夫と三人で山へ行って収穫作業。

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どの実も高枝切り鋏を使わんと届かんばぁ、

高い枝の先に実っちゅうので大変!

天向いて柚子を切るのって、

夜の星空を延々眺めゆうがより首がだれるどんっ(衝撃)

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竹竿の先につけた針金を操り、

器用に摘み取るのは年季の入った父の作業。

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「お、その先にひっとつある!」

「もうちょい右の枝の先を狙うてみて」

「そこそこそこ、よっしゃー!!」


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父と夫、ナイスコンビ♪


どっさり取れました。

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あちこちに転がっていった分も拾い集めて来て、

米袋に入れて担ぎおろしてきます。


あら、こんな素敵な秋色コントラストるんるん

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お昼ご飯は、

柚子のこじゃんと効いたナイラゲのお寿司と、

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たっぷりリュウキュウの入った濃厚ツガニ汁!

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最高の合い口黒ハート

せわしなく食べ終えたら搾汁作業をスタートダッシュ(走り出すさま)



枝葉のついたものは、

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ギリギリのとこで切り落とします。

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一個一個濡らしたタオルで拭き上げる。

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包丁で切れ目を入れる。

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木製の搾汁器に置いて、

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人力で圧を掛けて、

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ぎゅーーーーーーー

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今年は4升ちょっとと、

やや少なめではありましたが、

無事に作業終了。

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手間の掛かることやからと、

昔から行われてきていた「農」の営みを絶やすのはしーよい。

けんど、丁寧に受け継ぐ事で、

お金では買えない「豊かさ」が感じられるのです。


「農」はユタカでタノシイのだ♪



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posted by moco at 17:52| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ふるさとの営みと農をタノシム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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