食の風景を訪ねる『四万十ウラ観光地巡り』
B鮎の風干し
鮎の漁のしかたにもいろいろあるらしい事は知っちょった。
「しゃくり漁」ゆうがも聞いたことはあった。
けんど、ぜ〜んぜん詳しゅうに知らざった。
全国的には殆どの河川で違法とされちゅうこの漁をやりたい、
その一心で県外からここへ移り住んできた”川ちゃん”こと
『鮎夢』の川下徳之さん。
手作りの竿を手に、鮎に見立てたタオルの固まりを相手に、
こーやって、しゅっと引いて、こうやるが
と、しゃくり漁の解説が熱い。
経験と勘がものをいうこの漁は、
初心者が『釣り上げた喜び』を味わうのは奇跡みたいなもんらしい。
上手な人でも10匹捕るのがやっとと聞く。
で、しゃくり名人の異名を取る川ちゃん先生の最高記録はと尋ねると、
「一日に103匹捕ったことがあるよ」
もはや、天才!!
で、川ちゃんは捕った鮎のわたを取って塩に漬けて『うるか』を作り、
開いた鮎は風にあてて干物にしちゅう。
『うるか』は川魚好きにはたまらない、
独特の苔くささがあって珍味ったらない。
小ぶりの干物は炭火で炙ると淡泊なはずやにちゃんと脂ものっちょって、
冷酒にもワインにも合う上品なお味がGOODですぅ〜
そんなしゃくり漁をこよなく愛する川ちゃん、
「綺麗な川でいつまでもしゃくり漁をしたい!」
「綺麗な川を維持するのは川上に住んでいる責任」
と、『水と暮らしを学習する会』を立ち上げる行動派でもあったのです。
けんど、清流を守るのって川上の人だけの責任か?
川下に住みゆうアタシらあも一緒に考えんといかん事やでねぇ。
と改めて気付かされたよ。
すごいぞ、川ちゃん
彼の作った風干しとうるかを分けてもらい、
食の旅もいったんお昼休憩に。
さぁて、どんな口福に出会えるのでしょうか??
次回は贅沢お昼ご飯!
旅はまだまだ、つ・づ・く!!
この旅の模様は『田舎暮らしの本3月号』掲載決定!!お楽しみに。
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2006年12月08日
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