2011年01月02日

お正月の手づくり皿鉢

「もう、今年はお正月の準備ようせんたらーっ(汗)

師走を迎える頃に母から掛かってきた気弱な電話。


晩秋の畑仕事で足に大けがを負い、歩くのもままならんなっちょったのです。

怪我した足をかばって無理して動くと腰にもゆうてくる。

そんなこんなで体も心も弱気になってしもうて。


しかし、毎年恒例の正月おきゃくは何よりの楽しみ。

年に一度親族が集まって楽しく飲んでどんちゃん騒ぐのだ。

顔を合わすのは葬式の時だっけ・・・なぁんてのは寂しいではないか、

にこやかに晴れやかに迎えられるハレの日を無くしてはいかん手(グー)


それにそれに、

正月の皿鉢を自分ちで構える家なんて今や貴重でしょ!?

まっこと『勝手に重要文化財』指定したいばぁのことよ。


「いかんいかん、止めたらいかん。

    出来る限りのサポートはアタシがするき!」



さぁ、口に出したからには後には引けん!!




暮れの30日から夫と一緒に実家に泊まり込んで、

母と二人でほとんど台所に立ちっぱなし。


父と夫も玉蒸し用の魚(鯛とコーローの二尾)をさばいたり、

姿寿司用に酢につかっちゅう鯖の骨を取ったりと、

男とて忙しいのが正月を迎える台所あせあせ(飛び散る汗)



母とは時々『嫁姑バトルどんっ(衝撃)ごっこ』など繰り広げ、ちょいちょい笑いもはさみつつ。


うちのお寿司はこじゃんとゆず酢が効いちょって、

みじん切りにした生姜とおジャコがたっぷり入っちゅうのが特徴。

米2升を二回に分けて炊き、たっぷりの寿司飯を作る。

丸々太った鯖5尾をさばいた、卵も焼いた、そして全てを寿司に巻いた!!


仕出し屋かーーー!!ゆうばぁひたすら巻いたあせあせ(飛び散る汗)


姿寿司、鯖のひっつけ寿司、卵巻き

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昆布巻き、海苔巻き、いなり寿司

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ナイラゲのひっつけ

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お〜の流石に腰が痛い(笑)


そしていよいよ皿鉢への盛り込み。

ハランも頑張って自分で切ってみました手(チョキ)

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このハランを背負って、真ん中に高くでんと据えるのはもちろん鯖の姿寿司。

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暮れのニュースで見た仕出し屋さんの皿鉢には、

見栄えのいい立派な蟹や海老が誇らしげに飾られよったけんど、

田舎の皿鉢は「腹が張ってナンボ」とも言われ(笑)


なのでメインは寿司、なワケです。


周囲には、

酢カブ・栗きんとん・渋皮煮・だし巻き卵・魚卵の煮物・昆布巻きなど、

もちろんALL手づくり

買うてきたのは練り物くらい。


こうして組み物3枚、

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生もの(刺身)2枚、

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玉蒸し2枚、

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合計7枚の皿鉢が座敷に並びましたのでした〜ぴかぴか(新しい)


そうそう、年をまたいで食べるといいと言われる

『でっかいモノ』

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鯨の煮物です、ニンニク葉と一緒に炊くのが土佐流。


黒豆や数の子、なますも並べたら、ヒトビトも集合。


父の挨拶に続いて息子の乾杯の音頭で、

今年も無事に幕を開けた正月おきゃくです。

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6時間後には囲炉裏端で、

餅を焼きもって二次会が始まっていました^^;

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改めまして、皆様

新年 明けまして おめでとうございます


今年も大好きな土佐の、自慢の高知の、

     美味しいものや素敵なこと、魅力的なヒトビトを

  拙い文章と写真ですが、ドンドンお伝えしていきたいと思います。


高知を知らない人には「一度行ってみたいな」と感じて頂きたい♪

高知のご出身の方には「懐かしいな」と故郷へ思いを馳せて欲しい♪


今年も一年、ご愛読よろしくお願い致します!


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posted by moco at 23:36| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ふるさとの営みと農をタノシム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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