2010年12月17日

お漬け物60s

去年の大根は年が明けてから漬けたがやった。

→1月6日の日記『お漬け物、どっこいしょ』


今年は大根の成長がすこぶるよろしく早々に育ったので、

寒さが厳しくなる前に準備が始められた。

→12月6日の日記『大根漬けの準備』


2週間ばぁは干す予定やったのに好天が続き、

「充分干しあがったき、早うに漬けんといかん」

と作業をせかす電話が鳴った。


夕べは宇和島でワークショップ、その後打ち上げにも参加し、

高知市内の自宅に戻ってきたのは午前1時をとうに回っちょった。

さすがに3日連続ハードなお仕事が続いていたので、

正直、今朝はお布団の温もりからなかなか離れとうなかった。

けんど!

どいたち漬け物作業には参加したい!


気合いで起きて迎えに来てくれた妹と共に実家へ急ぐ。


待ちかまえた大根、60キロ。

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去年の丁度倍。

手順は前年通りなので作業はちゃっちゃか進行。

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最後の重石は、

ぼっちりの重さのを選んでどっこらしょと重ねて。

101216 227.jpg

あっと言う間に終了しちゃった。


午後から仕事のある妹のタイムリミットは12時。

「もう一仕事できるよね」

ってことで、前回抜き残しちょった大根を片付けるために畑へGO!


漬物用大根は寸胴です。

むしろ先の方が太かったりもする。

「私も引いてみた〜い♪」とウキウキはしゃぐ妹。

勇んで大根に手を掛けたものの、

「げーーーー、抜けんがやけんどぉぉぉ」

「無理無理無理無理ーー」

「おじいさんはおばあさんを呼んできました、

    うんとこしょ、どっこい・・・・・しょぉぉぉ」

「それでもなかなか抜けませんっ」

「おばぁさんは猫を呼んできました」

「まだまだまだまだ抜けませんっっっ!!!!!」


お願い、黙って引いてちや。

可笑しすぎて笑いすぎて腰に力が入らんなるき!!!!

集落中にこだまするばぁ大笑いしもって10本も引かんうちから

101216 228.jpg

妹、ダウン(笑)


21年前の日記を読み返すと、

当時3歳半だった息子は重たい漬け物大根200本を、

せっせと畝からコンテナまで一人で運びきったのでした。

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口調はおじいちゃん、おばあちゃんそっくりで笑える。

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当時もきっと集落中に笑い声がこだましたんやったろうな。


先人の知恵を受け継ぎながら自分の食べるもんに関わって、

農の不思議を楽しく学ぶ。

いっぱい笑いながら家族のつながりも実感できる。



多少の疲労なんてかえって吹っ飛んでしまうのだ!



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posted by moco at 17:22| 高知 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | ふるさとの営みと農をタノシム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 mocoさんのこの記事を見ていたら、高校の時のことを思い出してしまいました。高校の時、学校で「ハツカダイコン」の漬物を友達と作りまして、微妙に重りの重さを変えただけで塩加減が全然違っておもしろかったことを思い出しました。漬物作りっておもしろいですよね。ちなみに「ハツカダイコン」も自分達で育て、学校の文化祭で漬物を販売してました。
Posted by 中谷 雄司 at 2010年12月17日 22:10
年寄りみたいなことばを話す子どもって可愛すぎます。

mocoさんの日記良いですね。

愛情たっぷりですもの良い子に育ったはずですね。
Posted by アンジェラななこ at 2010年12月20日 01:03
我が家でも沢庵漬け、今年は約800本300kg、春以候上手に出来たら、御実家にも運びます。
Posted by パラおやじ at 2010年12月24日 20:46
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