柚子収穫、真っ盛り。
高知の山はどこへ行っても柚子の香りで一杯のこの季節、
我が家の“猫の額ほど”の柚子畑でも収穫が行われました。
国道ブチからえっちらおっちら、
梯子・カゴ・高枝バサミ・網などなど、
柚子狩り七つ道具を運び上げるところから作業は始まるのです。
決して広くはない畑やき、
切り落とした柚子が下のお家に転がり落ちんように、
竿を伸ばしてネットを張っちょかないきません。
さぁ、格闘の始まり。
ご存知の方もおると思いますが、
柚子の枝っちゅうのは
「何でそれほど我が身を守らないかんがよ」
って突っ込みとうなるばぁ、太く鋭いトゲを持ってます。
「イテテテテ」
うっかり刺さったら痛いの何の、ひせくるき!
長く伸ばした高枝バサミで、トゲにさわらんよう注意深く、
一個ずつチョッキンチョッキン。
上ばっかり見ゆう切る人、
下ばっかり見ゆう拾う人。
「イッタ〜」
時折柚子の直撃弾を喰らうことだってあるのだ。
注意して下の人を避けゆうつもりでも、
途中の枝に引っかかって方向を変えてしまうこともあるのだ!
なんてデンジャラスな柚子狩り
父と母、二人でごとごとやったら丸一日ではよう済まさん作業も、
私と妹と二人が加わっただけで、たったの3時間弱で終わってしもうた
収穫物はまたまたえっちらおっちら、
下の国道まで担ぎおろさないけません。
ノルマは各自3往復!!
すんぐに搾る作業に移りたかったけんど、
「ひいとい二日、置かんと皮が固うて搾りにくいき」
と言うことだったので、昼ご飯を食べて翌日また出直すことに。
次の日のお昼過ぎ、再び実家に。
準備が整っていたので到着するなり作業に取りかかる。
ほんの少し切れ目を入れた柚子に、
金串を刺して(絞り器に手を挟まれんようにするためのアイディア)、
一個一個ギュ〜〜〜っと体重を掛けて搾っていくのです。
4人もおったら、これまた段取りように進むのよ
瞬く間に終了!!
七升分の柚子酢が出来上がりました。
これでまた一年間、柚子の効いた鯖寿司や五目寿司が楽しめます。
絞りかすだって有効活用。
母の作る柚子味噌が出来上がってくるのが楽しみ^^
刻んで干した皮は漬け物の香り付けにも欠かせません。
夕暮れ近づく空に向かって、
風呂場の煙突から煙がのぼり始めました。
「今夜は柚子風呂よ」
くつろいだ表情の父が嬉しそうに言う。
薪で湧かした湯に柚子の香り・・・・・・
ひとっ風呂浴びて帰ろうかとも思うたけんど、
秋の陽は釣瓶落とし、
家路を急いで帰ることにしました
急に寒くなってきた今夜、
帰宅早々にこの秋初めて囲炉裏に炭を入れました。
その囲炉裏に鍋を置いて早速水炊き、
持ち帰った水菜に春菊、白ネギ、椎茸、人参、大根など豪華フルラインナップ
もちろん、絞りたての柚子酢をた〜っぷり掛けて♪
はぁ〜、温もるねぇ
柚子の香りを感じもってクリック〜
参加しています、ポチッと投票して頂けたら嬉しいな。
2009年11月03日
この記事へのトラックバック
柚子の香り、癒されますね。
mocoさんのご実家の畑、田んぼ、いつも読むたびにうちの子たちにぜひ体験させたい・・・とウズウズします。
いつかお手伝いさせてください(^^)
今日のような夜には柚子のお風呂に入りたくなりますね。
いいでしょ、いいでしょ^^
いずれ実家に帰り、
「こんな体験したいな」ってお友だちをお招きできるようになりたいな、
と夢を描いておりまする〜♪
干しちょったら、真っ青にカビてしもうて・・・。
悲しかったわ〜〜。
私の実家もそろそろゆずシーズンです。
柚子風呂嬉しいですね。
皮をつかってゆべしもつくりたいなあ
あららら〜〜〜、そりゃ泣く;;
アタシも切り干し大根作ろうと、
大量に千切りしたががカビたときは、
ガックリやったちや^^;
■アンジェラななこさん
あれ、そうやったろうか??
実生やろうかなぁ。
焼き魚にみそ汁に、
なにかに柚子を掛けて食べてます♪