29日を外すのは「苦(9)の餅はつかれん」から。
今年は30日に決まりました。
さて、その準備のために今日は香北町の実家で一仕事。

物部の山は雪を頂いています。
餅つきは欠かせない大切な年中行事。
もちろん、餅米も自家製ですから!
両親&三姉妹&その家族&ゲスト、
総勢20人近い賑やかイベントです。
餅つきの準備はまず餅米を洗うことから始まります。
今年はちょっと減して十臼(とうす=米30`)分を洗います。
一臼で2升の米をつきます。

洗った30`の米は二日間水に浸けておかなければいけません。

1時間かけて洗い終わると、
その他の正月準備に取りかかります。
座敷の障子の桟や欄間に丁寧にはたきをかけたり、
家の各所にしめ縄を配ったり。
あ、このしめ縄も父がないます。

良く乾燥させた藁をなって、山から採ってきた、
シバ・ユズリハ・榊をはさんだものです。
火の神様、水の神様、家の角かど、
そして集落内の神々に供えて回ります。
日が高いうちに畑に出て野菜を収穫するのを忘れちゃいけません。
冬の朝方に野菜は凍ります。
凍ることで「アクが取れる」といいます。
甘くなるんだって。
すごいなー!!
一度土から引かれた野菜は、
凍るとそのまましなびてしまうのに。
野菜の命の神秘やなぁ。
神秘って言えば、こんなの発見!!

わかります?
この蕪、畑でぎゅうぎゅう詰めやったからでしょうか、
四つの株がひとつにひっついちゃいました!
青空が広がった冬晴れの空の下、
お座布団も日向ぼっこです。

コホン、では一句、
蔵の屋根 正月準備に かり出され
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