2005年12月29日

餅つきの準備

毎年暮れの28日か30日には餅つきをします。
29日を外すのは「苦(9)の餅はつかれん」から。

今年は30日に決まりました。
さて、その準備のために今日は香北町の実家で一仕事。

     蕨野正月準備 001.jpg
     物部の山は雪を頂いています。

餅つきは欠かせない大切な年中行事。
もちろん、餅米も自家製ですから!
両親&三姉妹&その家族&ゲスト、
総勢20人近い賑やかイベントです。

餅つきの準備はまず餅米を洗うことから始まります。
今年はちょっと減して十臼(とうす=米30`)分を洗います。
一臼で2升の米をつきます。
     蕨野正月準備 002.jpg

洗った30`の米は二日間水に浸けておかなければいけません。
     蕨野正月準備 003.jpg

1時間かけて洗い終わると、
その他の正月準備に取りかかります。

座敷の障子の桟や欄間に丁寧にはたきをかけたり、
家の各所にしめ縄を配ったり。

あ、このしめ縄も父がないます。
     蕨野正月準備 007.jpg     
     良く乾燥させた藁をなって、山から採ってきた、
     シバ・ユズリハ・榊をはさんだものです。
     火の神様、水の神様、家の角かど、
     そして集落内の神々に供えて回ります。

日が高いうちに畑に出て野菜を収穫するのを忘れちゃいけません。
冬の朝方に野菜は凍ります。
凍ることで「アクが取れる」といいます。
甘くなるんだって。
すごいなー!!
一度土から引かれた野菜は、
凍るとそのまましなびてしまうのに。
野菜の命の神秘やなぁ。

神秘って言えば、こんなの発見!!
     蕨野正月準備 005.jpg

わかります?
この蕪、畑でぎゅうぎゅう詰めやったからでしょうか、
四つの株がひとつにひっついちゃいました!


青空が広がった冬晴れの空の下、
お座布団も日向ぼっこです。
     蕨野正月準備 004.jpg
     コホン、では一句、

 蔵の屋根 正月準備に かり出され



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posted by moco at 00:42| 高知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ふるさとの営みと農をタノシム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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