2024年10月18日

稲刈り作業の覚書

うちんくの田んぼは全部で4枚。

いずれも大規模な農家からしたらママゴトみたいなサイズ。

全部合わせて19aにも満たないですが、

それでも一族17人が食べる1年分の米になるから大したもんです。

小型の機械で行うので狭くても役がかかり、

田植えも稲刈りも脱穀も、数回に分けて作業を行います。


【稲刈り】

@先ずは四隅を鎌で刈る

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A一条刈りバインダーでひたすら、刈る。

その間に竿竹と支柱となる足竹を田んぼに運び込む。

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Bハゼを組み立てる。

 長い竹の両端と真ん中には3本組で、その間を2本の竹で支えるように組んで紐で固定。

 支える竹は先端が斜めに切られているので、しっかり土中に叩き込む。

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C組み上がったら藁を掛ける。

 間をぎゅーぎゅーに詰め過ぎると乾きが悪くなるのでやや緩めの間隔で。

 掛けた稲は切り口をポンポンと叩いて均しておく。



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D雨や朝露をふせぐためにビニールを被せ、

 強風に吹き飛ばされぬよう麻紐で留めていく。

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これで稲刈り作業完了!

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【脱穀】

@稲刈りから2週間ほど経った頃(お天気にもよる)に、乾燥具合をチェックしてもらってから脱穀開始。

 穂先についた米だけをかき取ってくれます。

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A脱穀機に取り付けた袋が満パンになると「ビーーーー」っとけたたましくブザーが鳴る。

 チャックで閉じて取り外したらポンとそこらに置いちょいて作業を進め、

 後から運搬機で回収して回る。

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B鰹のたたきを焼いたり(これ重要!)、畑の敷き藁に使ったり、

 お正月にはしめ縄を作ったりするため、10株をまとめて結えたものを10個作って保管。

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C車で5分ほどのところにある「籾摺り屋」さんまで運んで玄米に仕上げます。

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出来立て新米!

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【藁切り】

翌年もお米がたくさん実るよう、肥えた土づくりのために欠かせない作業です。

@脱穀した後の藁を片っ端から切り刻んでいきます。

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画像は私一人で切ってますが、二人一組でやると2束ずつ切れるので早い!




A田んぼに満遍なく行き渡るよう、ばら撒きます。

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私 :藁供給係

息子:怒涛のパワフルカッターマン

夫 :丁寧仕事のばら撒き職人

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完全無農薬とまではいきませんが、

家族が安心して美味しい米を一年中食べられるようにと

こうして手間のかかる作業を繰り返しています。


全然しんどいとも思わんし・・・

いや、肉体的には悲鳴上げまくりやけどそれすら楽しみと感じ、

頑丈な棚田を築き、農を繋いできたご先祖達にも感謝しつつ、

どうかこの営みを次世代にも受け継いでほしいと願いを込めて。


もうすぐ炊き立ての新米が味わえます、あぁ待ち遠しい💕



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posted by moco at 18:53| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ふるさとの営みと農をタノシム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする