1994年の高知県香北町、
日本で初めて開催されたワークショップの全国交流会。
『わくわくワークショップ全国交流会in香北』
世田谷のまちづくりに関わってた方々から
「東京で開催したらワークショップは都市型スキルと誤解を与えてしまう、
これは地方でやってこそ意義があるのだ」
と言われ、当時『高知のまちづくりを考える会』を立ち上げたばかりの高知に白羽の矢が当たり。
当てられた私は「ほいたら高知市でやったら、やっぱりおんなじやん。郡部でやらな。」
と理解して、出身地である香北町役場の知り合いたちに相談したのでした。
そして、当時『高知青年会議所』のリーダーやった西山彰一さんたちから
「一緒にやろう!」という声がけもありがたく、すんぐに手と手を取り合って♪
林泰義さん、延藤安弘さん、伊藤雅春さん、浅海義春さん、
世古一穂さん、矢郷恵子さん、奥村玄さん、木下勇さん、望月南穂さん、
ヘンリー・サノフさん、ランディー・へスターさん、ジム・オズワルドさんetc・・・
名だたるワークショップのリーダーたちが続々と講師名に連なり、
まさしく「わくわく」が止まらず大興奮。
メールもSNSも無い時代に口コミによって物凄い勢いで情報は拡散し、
申し込みを知らせるFAXは24時間着信しっぱなし。
青年会議所メンバーであったNTTさんの協力で我が家に設置された大型FAX機、
その直径20センチを超える巻紙がたちまちなくなるほどに申し込みと問い合わせが殺到。
かくして、「日本のワークショップの夜明けぜよ!」的な勢いで繰り広げられた交流会は、
奇跡的な伝説の三日間となったのでした。
100人規模を想定していたのに、日本全国からはもとよりアメリカや台湾からも参加者が訪れ、
当時知事になったばかりの橋本大二郎さんや市長候補の松尾徹人さんらも一般参加者となり、
なんと400人が集結!
山里にある香北町吉野青少年の家は人で溢れかえったのでした。
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初日のオープニングプログラムは林泰義さんの挨拶から。
延藤安弘さんは「まちづくりの詩」を披露。
プログラムの紹介は松井郁夫さんと私とで。
新聞のテレビ欄を模して「教育ch」「総合ch」「香北ch」などに分類されていました。
ワークショップキーワードゲームは、浅海義春さん伊藤雅春さんらが進行。
旗揚げ手法が用いられ、会場は一体感。
翌日は朝から贅沢WS三昧!
ヘンリー・サノフ氏と林さんによる『子どものための学習プログラムWS』
このセッションには橋本大二郎知事も参加。
浅海さんによる『ファシリテーショングラフィックを学ぼう』も人気でした。
広場では「食ch」として『世界の味と出会おうワークショップ』
林のり子さんの指揮で美味しいお昼ご飯が作られていました。
(・・・今では考えられない、保健所の許可は得られない風景です^^;)
「情報ch」からは3日で7号の『香北タイムス』が発行され、
望月南穂編集長の元、怒涛の取材&編集作業は深夜も休みなく続けられていたのでした。
夜の野外パーティーは地元「韮生太鼓」で勇壮なオープニング、
ブルーグラスの生演奏で踊りまくり、さながら「フェス」の盛り上がりw
日本のWS史に残る『伝説の香北』、
その三日間を共にした延藤先生に林さん、
青年会議所メンバーのスタッフやった堀田のしょうちゃん、
鰹のたたきを手配してくれた夜須の塩井さん、
当時高知市長候補として参加してくれちょった松尾さん、
他界された方々もきっと、
「みんながワクワクできるまちづくり」をずーーっと見守ってくれゆうと信じちゅう🧡
(続編、そのうちに)
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