2024年04月19日

いの町「うを兼」

あまりにも美しいフォルムにうっとり。

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チェコスロバキア(1992年まで中央ヨーロッパに存在した連邦国)のガラスの器に、

コゴミ・ワラビ・フキ・ウドなどの山菜と子持ち昆布が、

それぞれの味を引き立てるために別々に味付けされて盛られてます。

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あらゆる角度から「いいよいいよ〜」ってモデルを追うカメラマンの心境w

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はい、最初の一品からノックアウトされました。

こちら、いの町にある「割烹 うを兼」さん。

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同級生の友達から「絶対連れて行きたい店がある!」と激推しされ、

それでもランチで「一万円」と聞かされ腰が抜けそうになりつつ、

まぁいっぺん行ってみる価値があるに違いないと自分を奮い立たせ。


予約してからお店にお伺いする間に、実は女将さんに出会う機会がありその時に

「小津高サッカー部保護者会ではお世話になりました〜」と!

まさかの息子繋がり&保護者繋がりやったのでした。

その保護者であるご主人が、京都の老舗割烹料理店「あと村」(2017年に閉店)で修行された料理人だったとはつゆ知らず💦


そんなご縁もある割烹の一品目にうむむむと唸りつつ感動しもって平らげると、

次にお出ましの金色に輝く器にまたも「うむむむ!!!!」

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はい、斜めからのショットもね。

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筍の木の芽和えが竹を模した金の器に、かぐや姫のように盛られている、この物語性!


感動しもって箸は進むのでした。

その進み具合の頃わいを見計らって、絶妙のタイミングで「次」が登場するのです。

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丁寧に長時間かけて炙った鯛の皮。

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パリンと軽やかに旨みが跳ねます。


お豆腐の味噌漬けはレフ板効果も期待しちゃうような銀色の器で。

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チーズのような芳醇な香りと味わい、添えられた山葵菜は春の辛味。

一緒に写っている裏返した「二平」の銘、器への深いこだわりも興味深くお聞かせいただきました。


小鉢の可愛らしい蓋を開けると、お花畑を閉じ込めたかのような小さな風景。

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なんとも味わい深い酢味噌和えなのでした。

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「どうやったらこんなに深い味わいの酢味噌和えができるんやろう、

 コツを聞いて真似ができるものなら真似したい」と呟くと、

厳選した白味噌に土佐ジローの黄身を加えて弱火で1時間以上練り上げて・・・・

あっさり降参、流石の手間暇です、参りました。


かくのごとく、一つ一つに途方もなく手間をかけた一皿であることを再確認。


出汁の旨みが堪能できる椀もので頂くしんじょ。

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お店を開く前は100年続く魚屋さんだったので、確かな目利きで選ばれたお造り。

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なんちゃあやない若竹煮ですら悶絶レベル。

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瀬戸内海の白甘鯛、もう蟹レベルで無言になって喰らいつく。

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カウンターに置かれた小さな七輪の上に、

竹皮で包まれたものが置かれました。

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蒸気を程よく飛ばして香を立たせるひと手間。

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この一口のなんと贅沢な旨さ。

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次のお料理は土佐あかうしのサーロインで頂く「花山椒のすき焼き」とのこと。

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そんな料理があると知り数年前に花山椒を取り寄せて、家でやってはみたのだけれど、

「美味しい!」の感動に至らなかった経験がありました。

やはり、全くプロセスが違う、違いすぎた!

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味付けした、いわゆるすき焼きの割下とは全く異なる液体の中に、

そっと一切れ潜らせたかと思うと、肉の色が赤から白身を帯びた瞬間に花山椒を加え、

包み込むように皿に取り出す。

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この味をどう表現したらえいがやろう、もう言葉が浮かばんばぁの初めての美味しさでした!

ふんふん鼻を鳴らしもって食べよったがやないろうかw


「これはもう、昼とはいえお酒が欲しゅうなりますね」

(正直に言いますと、すでにシャンパンのハーフボトルを空けております)

店主がお勧めしてくれたお酒をグラスにいっぱいだけ注いでいただきました。

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そしてすかさず差し出された自家製のカラスミ❤️

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強すぎない塩加減、絶妙の干し加減、そう「加減」に唸ってばっかりです。


締めのご飯に至っても、まだまだ「酒のアテ」シリーズに感じられてw

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自家製の糠漬け、筍ご飯、佃煮、隙がない!


締めのメロンのさっぱり感。

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最初はビビっちょったその価格、食べ終えれば納得。

そして「次はあの人を誘ってまた来よう」と次回を楽しみにしてしまいゆう。


基本、予約制で紹介のみとのことです。

ご縁がありましたら是非にと強くお勧めいたします。


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posted by moco at 01:17| 高知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 美味しく飲める | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする