高知で仲良くなった友人:山下慎吾さんが、環境省の職員になってただ今札幌暮らし。
せっかく北海道まで行くんだし「会える?」と連絡してたのでした。
ま、この「会える?」とは高知県民的には「飲める?」を意味しているわけでww
すると彼から、
「日曜日は身体空いてます!支笏湖で釣りをしましょう!」
とテンション爆上がりのびっくり提案に私は小躍りしたのでした。
しかし喜びはすんぐに「恐怖」に塗り替えられるわけですよ。
今、東北や北海道の各地で熊被害が頻発中。
え?え?え?
釣りしてる後ろからがおーって襲われん???
ヒグマに襲われない保証はあるの?安全なの???
「クマはいますよ。」
なんと冷静な返信・・・・・(私、青ざめる)
そして予定の日がやったきて、もはや腹を括って
環境省野生生物課の彼を信じてこの身を託すしかないのであります!
白老駅から9:48発の特急に乗って待ち合わせの苫小牧駅まで移動。
早朝から支笏湖に入ってポイントを選んでくれてた山下さんが、
車で駅まで迎えにきてくれることになっちょった。
改札を抜けると正面に一人の男性が。
醸し出す雰囲気は限りなく山下さんに近い、
いやしかしやっぱり違う人だ、
あれ?向こうもなんか笑顔を向けてくるではないか、
ウソ、しばらく見ん間に山下さん雰囲気変わった??
戸惑いながら近づく二人・・・・・
別人や〜〜〜〜んwww
ところが、別人は別人やけど、これが知り合いやって
「なんでこんなとこで再会???」とお互い大爆笑!
現在、登別市観光交流センターで副センター長を務める白川さん、
高知ではファシリテーション研修がご縁。
山下さんとも親しく、ひとしきり笑い転げた後、記念写真!
いや〜、まさか苫小牧でこの3人が顔揃えるとは奇遇としか言いようがない!
日本ってそんなに狭かった???www
白川さんと別れて支笏湖に向かう車中で、いよいよ私は怒涛の質問攻めを行う。
ええ、熊への恐怖心と心構えを冷静に整理整頓しちょきたかったのです。
不安は理論的説明で一つ一つ解消していこうと最後のあがきなワケです。
山下さんによると、
熊は川筋に沿って移動するので目撃情報も川筋に集中。
そこから離れた釣りポイントを選択してくれてるらしい。
熊の方から人間を見て襲ってくることは、餌付けされてしまった熊以外はまずないので、
姿を見かけたから即危険というわけではない。
しかし万が一のために「熊よけスプレーは持ってますから」と。
そして私に準備してくれたウエアの背中にはカウベルのような鈴が付けられてました。
わたしたち以外にも湖の岸辺には複数の釣り人たち。
ええい、こうなったら吹っ切れて楽しもうじゃないか!!
ルアーフィッシング初心者の私のために、練習用のコルクをつけてくた山下さん。
向かいの恵庭岳方向からビュンビュン吹く雪まじりの強風に逆らって構える!
我ながら男前な後ろ姿ww
後ろ、3時の方向に竿を構えたらビュンと振りかぶって1時の方向で糸を離す!
上手くできるようになるとホンマモンのルアーにチェンジ♪
ルアーが沈んでしまわないようにリールを巻く、
小魚が泳いでるように見せるため軽く左右に動かす・・・
なかなかやることが多くてアワアワ、
湖底の石に引っ掛けてしまう度、ザブザブと湖に入って救出してくれる頼もしい師匠!
1時間も経つと何とか様になってきた???
狙っていたのは「アメマス」でしたが、2時間粘って二人とも釣果なし。
周囲の釣り人も皆さん釣果ゼロの様子でした。
それでも私は「なかなかありえん体験」ができたことに大満足!
途中、林の中のドラム缶が一瞬こぐまに見えて心臓が凍りついたりもしたけれど、
真冬の雄大な支笏湖の自然と無心に対峙できたことは喜びでしかありませんでした。
何事も、知らずに恐るだけじゃのうて、
ちゃんと理解をした上で向き合うことの大切さ
を改めて学ばせてもらいました。
釣りの魅力にハマりそうです。
ルアーを投げる「筋」を師匠からお褒めいただいたので、
この感覚を忘れんうちにまたどこかでチャレンジしたいなぁ。
教訓。
強風の中で釣りをするなら目出し帽必須!
ほっぺたが乾燥してカッピカピになったき、途中から手拭いで顔を覆って凌いだ。
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