朝から曇り空やったけど心配した雨も降らず、
みんなでわっせと取り掛かった今年初の稲刈り。
先ずはこの田んぼから取り掛かる。
害虫や病気もつかずまぁまぁええ感じの実りです。

順調に刈れたら世話ないがやけんど・・・・・
どうしてもたまった水が上手く乾かず、
一部(5分の1ばぁ)が粘度の高い、いや、もはや
粘土な泥田!!
こんまい一条刈り機は8株刈ったら麻ひもでクルッと巻いてポーンと弾き飛ばす仕組み。
イカンイカン、こんな泥の中に放り込まれたら米が泥だらけになるちやーー!
というわけで、泥田部分のみ刈り機を追いかけながらポーンの前にキャッチ、
バケツリレーの要領で乾いた場所へ運ぶという
太もも筋肉酷使な作戦。
あまりの過酷さにこの日一番笑い声が起こりまくりww
半分ほど刈ってスペースができたら、
息子と姪っ子コンビが長い竹を運び込んで
「はぜ」の組立を始める。

もうすっかりお手の物です。
こんなことができる35歳と27歳、なかなかおらんがやないろうか。
その様子は息子がタイムラプスで記録しよった。

一枚目を刈り終えたらバインダーを操る夫は二枚目に移る。

「ハゼ」が組まれていく一枚目の田んぼでは、
刈られたばかりの稲藁を片っ端からかけていく作業が同時進行。

ここからはもう、体力の限界にチャレンジ状態。
息も上がり腕も足もパンパンに張ってきちゅうけんど、
朝8時から始まった作業は昼ごはんも後回しにして黙々と続く・・・
そして6時間後の午後2時、完了。
あぁ、うっとり。私は棚田に広がるこの風景が
好きで好きでたまりません。
ほとんどの田んぼでは刈り取りと同時に脱穀する「コンバイン」が主流です。
米を刈ってそれを天日干しにしたところで大きく味が異なるわけでは無いかも知れません。
けんど、どうですか、
この豊かな風景!!みんなの力で続けられる限り、
この
「豊かな風景を生み出す技」をつなげていきたいと思ってます。
が。はぜ掛けに必要な竹は毎年切り出してこんといけません。

10〜12本ばぁ使ううちの3本を新しいのと交換するがです。
ところが、
近年はイノシシが山を荒らし、筍を食い荒らすので竹が育ちません。うちんくの山で構えられる竹は今年切り出した3本が最後となりました。
「困ったねぇ、来年からはどーする?」
「鉄パイプの足場を借りてきて組む?」などと話し合ってるところですが・・・・。
ま、ひとまず、今年は美しく「竹」で組まれたはぜ掛けの風景が作れたので、
来年以降のことはじっくりみんなで知恵を出し合うこととしよう。

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posted by moco at 00:23| 高知 ☁|
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