ちょっと必要なものがあって、過去資料を探索。
ほいたら、たまるかびっくりな懐かしい封筒が出てきた!
「高知のまちづくりを考える会」の茶封筒、手書き文字のまんまを印刷。
1992年。
当時まだ、ひらがなの「まちづくり」は珍しかったのです。
二人目の子が生まれて子育てに奮闘してる頃、
「これからの時代はきっとまちづくりに
子育てしている母親の声なども反映させることが大事になる。
誰もが参加できるまちづくりの活動をしてみたら」
と夫に背中を押される形で始めた市民活動でした。
全国的にも少なかった市民活動としてのまちづくり、
立ち上げ時点から注目を集め、いきなり150人もが参加する大世帯の団体、
その代表に女性がなるがぁも珍しがられたものでした。
しかしながら堅苦しい、いわゆる「ロの字型会議」が苦手でした。
緊張するし、ドキドキするし、何を喋ればいいのか混乱するし。
誰もが参加しやすくデザインされた会議、ということで巡り合った、
1990年前後に国内で広がり始めたばかりの自由で形式ばらない
「まちづくりワークショップ」の魅力にすっかりはまりました。
絵本を紐解いてわかりやすくまちづくりの魅力を伝えてくださった、
故:延藤安弘さんに導かれるままにまだ幼なかった長男を連れて度々上京、
「世田谷まちづくりセンター」(現世田谷トラストまちづくり)や、
林泰義さんが代表をしてた「KGK計画技術研究所」、
始まったばかりの「羽根木プレーパーク冒険遊び場」などに足を運ぶうちに、
「なんか、高知に元気なお母さんがいるぞ」と注目いただき。
発足の2年後には高知で国内初のワークショップの情報交流会
「わくわくワークショップ全国交流会in香北」
を開催することに!(高知青年会議所との共同開催)
事務局は私の自宅でした。
なんとリビングがまんま事務局!!!
メールもSNSもない時代でしたので、
通信手段は電話かFAXか郵便か、ながです。
DOCOMOになる前のNTTが協力してくれて特設回線を我が家に引いてくれました。
「住民参加型」というキーワードが一気に広まり始めた時代、
全国の人が注目し始めたワークショップについて学び交流できる初めての機会ということで、
北は北海道から南は台湾の方までもが口コミで知って参加の申し込みをしてくるのです。
都市計画の専門家、自治体の職員さん、市民活動しゆう人、大学の先生&学生etc.
いろんなところから24時間ほぼ切れ目なく着信するので、
反物1本より大きなファックスのロール紙2本が延々と吐き出される摩訶不思議な体験w
結果、100人くらいを想定していた交流会は
蓋を開けたら400人もが集まる「伝説の交流会」となりました。
1994年5月13日〜15日
日本を代表する住民参加型まちづくりのリーダーたちが一堂に会するという、
奇跡のような三日間でした。
こんな宝物のような記憶が呼び起こされた、
黄ばんだ茶封筒。
やっぱり捨てられないな。
私の「まちづくり」の基礎が築かれた熱い時代の出来事です。
断捨離が進まない分、ポチッとよろしくお願いします!
四国ランキング
◉土佐手拭い、手拭いマスク・アロハシャツ・よだれかけ・キルトバッグなど
お買い求めはこちらから→オンラインショップ「土佐旅福」
◉「ふるさとの台所」掲載料理レシピ配信中→「クックパッド」
◉WARAVINOのしごと・活動チェックは→「株式会社わらびのHP」