《和装でロンドンの街を歩く》ことともうひとつ、
《ロンドン食材で土佐田舎寿司を作ろう》も、
今回の旅の重要ミッションでした。
高知からトランクに詰めたのは、
・自家製天日干しのお米5合
・うちんくの山で採れた柚子酢500cc
・うちんくの畑で採れた生姜の甘酢漬け
・サニーマートで買ったかちりじゃこ
以上寿司飯の具材一式。
柚子酢と合わせる醸造酢・砂糖・塩・胡麻は現地調達。
柚子酢は空の上でパンクしてしまわないことを祈って、
ペットボトルに入れたのをジップロックに入れて、
それを手拭いでぐるぐる巻きにしたのをさらにジップロックへ。
無事でした!!
出かける前にお米を仕掛け、合わせ酢を作っておきました。
コンサートから帰って炊きたてのお米にお酢を混ぜると、
部屋中に柚子の香りが立ち上り、ロンドンの空気感が一気に「土佐の山里」に!!
この寿司桶は祐子さんのものです。
ロンドンまで寿司桶を持参してるとはオソルベシ食の探求者(笑)
みんなで代わりばんこに寿司を丸めました。
ファーマーズマーケットを回って田舎寿司に向きそうな食材を購入しちょった。
この写真には写ってないけど、
日本で見る大きな椎茸くらいのサイズのビッグマッシュルームや、
玉ねぎのような形をしたフェンネルを買い求めました。
そして美味しそうなオリーブなどの「漬物屋さん」発見!
ここで味見させてくれたアンチョビの酢締めが「これはお寿司になる、なる♪」
さらに、アーティチョークのピクルスも面白そうなのでチョイス。
これらを載っけてお寿司にしました。
左上から、
・アーティチョーク寿司(スライスして載せただけ)
・ビッグマッシュルーム寿司(スライスして塩をまぶしてグリル)
・スコティッシュサーモン寿司(棒寿司に仕上げ、フェンネルの甘酢漬けをトッピング)
・フェンネル寿司(リュウキュウと同じくスライスして塩でもみ、柚子の甘酢を通した)
・アンチョビ寿司(買ってきたそのまんま)
スコティッシュサーモン寿司は絶賛!
脂の少ないもっちりと甘いサーモンと、柚子酢につけたフェンネルの香りが絶妙にハマった!!
さぁ、「ロンドン田舎寿司パーティー」の始まり!!
左上はかちり雑魚を炒めたものを散らし、
柚子酢とオリーブオイルで作ったドレッシングを掛けた和風サラダ。
左下はとものちゃん作のミートパイ(と〜〜〜〜〜っても美味しかった❤)
右上はゆうこさんのチーズ&サラミコレクションw
みんなでワイワイと食べながら導き出された結論は、
「土佐の酢飯は力強いから、強い食材をなんでも受け入れられるのだ」
ということ。
いわゆる寿司飯と違って、砂糖の量も塩の量も多いです。
何より醸造酢のようなツンと鼻に来る香りではなく、
強烈に香酸柑橘である柚子が香り立つ。
そして生姜や胡麻も入って「寿司飯自体の存在感」がこじゃんと大きい。
だから甘辛く炊いた椎茸やこんにゃく、酢締めのミョウガなど個性的な食材と合わせて、
醤油につけたりせずに食べられる寿司として美味しくいただける。
そんなことを改めて再認識。
さらにさらに。
アンチョビやサーモンは別としてでも、
「ビーガン寿司、ベジタリアン寿司」
という位置づけに持っていくことで、
「世界中の方々が共に食卓を囲める安心の料理となるよね、
高知に行ったら食材を気にせず食べられる美味しいものがあるって発信できるよね!」
世界には宗教の戒律などで特定の食材を食べない方々がたくさんいます。
ロンドンの飲食店はホテルのレストランから街のカジュアルなカフェまで、
どこのメニューにも《ビーガン対応》のメニューが当たり前のように記載されていました。
高知は田舎寿司というコンテンツで食のおもてなしができるのだから、
そこの説明さえちゃんと作りこめばいいだけ!
そんな話で盛り上がったロンドンの夜なのでした。
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