1994年頃やったかな。
「わくわくワークショップ全国交流会in香北」開催後に、
「こうち元気者交流会」(高知県地域づくり団体連絡協議会)が発足された当時。
旧香美郡赤岡町から県庁に出向しちょって事務局の担当やった小松謙介さんから、
「赤岡のまちづくりを考えるがぁをワークショップでやれんろうか」
と相談が持ち込まれました。
当時まだ市民活動を立ち上げたばかりで駆け出しのファシリテーターもどきやった私からは
「数回のワークショップでまとまるとは思えん。
本気で取り組みたいがやったらしっかり事業予算組んで、
ちゃんとした事務所に委託しいや。
ほんで、私はワークショップを本気で手伝うき!」
と叱咤激励を込めてのお返事をしました。
すると小松さんは本腰入れて事業化し、若竹まちづくり研究所に話を持ちかけ、
それを所長の夫が受け止めて「赤岡のまちづくり事業」が始まったのでした。
それが22年前!!
当時、赤岡冬の夏祭りでは「御用聞きカフェ」なる仕掛けで、
来場者からヒアリング調査を行なってみたり
取り壊し予定の風呂屋「旭湯」の脱衣所で話し合いを重ねたり
営業休止となった旅館の一室でワークショップしたり。
常に遊び心を追求w
そして笑いの中で「赤岡らしさ」を追い求めたのでした。
アドバイザーの梅原真さんと故:延藤安弘さんから授けられた暖かな目線により、
「再生のまち赤岡」「歩く町赤岡」など、
考え方を示すWordが徐々に絞りこまれてきたのです。
その後、赤岡の宝である絵師金蔵が描き残した屏風絵を保存する「絵金蔵」や、
(これも「米の蔵から文化の蔵へ」というメッセージを込めて農協の倉庫をリノベーション)
平成の芝居小屋「弁天座」の復活など、赤岡を代表する拠点整備計画の数々も、
基本構想から実施設計まで住民参加型のワークショップを念入りに重ねて実現へとつなぎました。
あしかけ10年、でした。
この間に多くのことを学びました。
私のファシリテーションテキスト「つぶやきの育て方」に書いてある考え方の基礎は、
ここ、赤岡で育まれたと言っても過言ではありません。
あとね、横矢のオババ(2枚目写真でカメラ目線の可愛いおばあちゃん)の口癖やった、
「やりたいことは口にしよったら実現する、する」
これは何かに向かって走りだす時の魔法のおまじない。
誰かに喋ると輪郭が見えてくる、
間違っていたら誰かが正してくれる、
さらなる知恵を誰かが授けてくれる。
今も「赤岡」が私の原動力なのです。
明日のテレビ高知「情報パレットからふる」では、
11月2日におこなった「あかおか初ロケ」が放送されます!!
私もスタジオゲストで出演します、御覧ください!!
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